ゆとりダイヤでも「余裕なし」

三和総合設計

2006年04月18日 07:10

共同通信社アンケート調査によると、JR西日本が実施したゆとりダイヤでも運転士はあまり余裕を感じていないようです。

尼崎の脱線事故の後に改正されたゆとりダイヤでも運転士は余裕を感じない方が多いようですが、当然かもしれませんね。
それまでのダイヤがあのような異常な事故が起こるほどの状態であっただけで、改正ダイヤが今の現代社会並みになったということでしょう。
JRに限らず、どの業界でも落ち着いて仕事ができる状態ではありません。今まで無駄もあったかもしれませんが唯一落ち着いて仕事をしていた公務員についても同じような波が押し寄せようとしています。公務員の仕事振りの改善は必要だと思いますが、根本的な部分に手をつけずに考えるので、耐震偽造などのような問題も出てきます。

結局のところ、事故が起こるような異常な状態は脱することはできるが、日本社会がみんな走っている状態の中で、余裕を持った仕事などありえないのでしょうね。
根本的な社会改革を考えないとゆとりのある本当に豊かな社会など考えられませんね。
時々大阪まで出かけることがありますが、意外と交通費がかかります。複数人数で出かけるとかなりの出費になります。ネットで簡単にものが買えて、宅急便で商品が送られてくる社会に浸かっていると、どうしても大阪まで出かけなければ買えない物のために出かけるときも早さを求めてしまったりします。
遠くまで出かけなくても働ける環境、身近に楽しく買物できる環境などがそろっているといいのですけれど。。。

運転している運転士も乗っている乗客も両方ストレスを感じながらの運行ではないでしょうか。