駐車違反取締りの民間委託

三和総合設計

2006年05月06日 07:12

駐車違反取締りが民間委託されるようになります。

駐車違反と判定される時間も今までより短縮されるようで、耐震偽造の際の民間確認申請機関のような問題は起こらないと思いますが、細かなトラブルはたくさん起こるのではないでしょうか。
車社会になっている状況のなかで駐車違反の問題は起こっているのですが、車社会であるがゆえにその解決方法は違反の取締りということでは簡単に解決できないでしょう。
いつも書いているように、物事の問題の原因はさまざまなところにあります。
駐車違反をしないようにするには駐車場を設ければ良いという発想はお役所の方が考えることです。
民間の仕事や生活では時間はゆっくり流れていない状況もあります。目的地が一つであれば公共交通機関の利用も考えられるのですが、あちこちはしごのように寄りながら仕事をこなしていくような状況を考えると、車がどうしても必要になります。そういった先々ですべて駐車場が確保できているとは思えません。
物品の配送などはどうなるのでしょう。10分程度でものの配送が可能な場合ばかりではないでしょう。
宅急便の配送はどうなるのでしょう。特別扱いされるのではないでしょうか。でも、宅急便でなくても、小さな会社でも物の配達などは確実にありますよね。そのあたりの扱いはどんなもんでしょうか。

いずれにしても取り締まりも必要ですが、車だけに頼らない社会づくりが必要でしょう。そうなると根本的な社会改革が必要ですね。不可能ではないでしょうか。

またまた、PSEのように後で問題がたくさん起こってくるのでしょうね。