大津の森を考える

三和総合設計

2006年05月08日 08:00

5月3日にはまおおつフェスタの一企画として「大津の森を考える」という森林づくりシンポジウムが開催されました。

今回は、いつものように森林活用の面からだけではなく、里山保全関係の方々もいっしょにパネルディスカッションを行ないました。
まず最初に、京都府立大学の深町加津枝氏に基調講演で「これからの大津の森林を共に考える」という演題でお話いただきました。
パネルディスカッションでは、森林所有者、森林組合、住宅供給者(私)、里山関係NPO、森林ボランティアがパネラーとして参加し、大津の森の今後について話し合いました。

最近、森林を守らないと環境が悪化するという面が主に語られますが、私は、木造住宅を活用し、地域材を利用し耐久性の高い住まいをつくることが最も環境に優しいのだとお話をさせていただきました。
森林活用に関するシンポジウムを行なっても参加者はいつも少なめですが、今回は里山関係といっしょに企画がされた関係で、参加者はかなり多めでした。

シンポジウムが終わると、二つの新聞社からもう少し「大津の森の木で家を建てよう!プロジェクト」の活動についてお話が聞きたいとか、木造住宅の多面的な良さについて聞かせてほしいというお話がありました。また、後日新聞社の方とお話させていただくことになりました。

新聞に取り上げていただくのはありがたいのですが、両方の新聞社とも以前にすでにお話もさせていただいているのですが、公務員や銀行と同じで担当者が配置換えで変わられるため、また一からの説明ということになります。

どこかの新聞社が木造住宅の本質的な面を一連性を持って特集してくれないかなと思ったりします。