ダメ押し

三和総合設計

2006年05月15日 06:09

ちょっと遅ればせながらゴールデンウィークのお話を。
前半は順調に仕事など諸々を片付け、後半はちょっとゆっくり目に物事を片付けていこうと目論んでいたのですが、そうは問屋が卸さぬ・・・状態でした。




ゴールデンウィークもあと残すところ2日という時に安請け合いしてしまいました・・・。
端材工房では、最近いろいろなところへ出店したりするので、運搬時などの商品の保護や保管時のために何かで包んでおくか箱に入れておくかどうしよう?ということになりました。プチプチ(わかります?指で空気の入ったところをついついプチって押してつぶしたくなるやつ)で包んでも箱に入れても耐久性もないし、かさ張るし・・・ということで、キルト布地で袋をつくったらということになりました。
誰がつくるのか・・・・。
主人「ヨーコ、つくってくれる?」
私「いいよ。簡単でいいんやろ?単純に四角く縫えば・・・」
主人「そうやな、商品の厚みのマチも欲しいけど、複雑なこと言ってたら時間かかるしな。それでいいわ。でもピッチリ蓋したいしマジックテープかなんかで止められるようにしといて」
私「そんな程度やったら、私にでもできるやろ。でもキルトやったら切った端の始末もしとかななあ。さすがに切りっ放しできひんしなあ」
と言いながらも、そのときは気軽にサッサッサーとできると鷹をくくっていました。
例え、不器用で、裁縫なんてって感じの私でも。(ミシンがしてくれるものね





いざ安い布地を買いに行き、なんとか大量の布地をゲット。
夜に作業を始めました。(その時は、夜に簡単に出来上がるものだと思ってました)
必要な寸法に切ったりするのは、娘と主人で。
私はひたすらミシンがけ。
最初は、ミシンも軽やかに働いてくれ、快調、快調。
端の始末もミシンがしっかりしてくれるし、私はまっすぐに進めるだけ
なんだ、簡単じゃん!って感じでしたが、縫えども縫えども次々布地がカットされて私の横にやってくる
あー肩がこってきたよー
目が見にくいよー
エー!もう下糸なくなったのー
単純作業も大量になると大変です。意識も遠のく感じです。
マジックテープもチョイチョイでつけられると思っていましたが、これも曲者。大量になったら半端じゃない!予想以上に時間がかかりました
結局次の日も作業が続き、30枚ほどの袋ができました。写真はその一部。


つくづく、ものづくりって大変だと痛感。
単純作業のつらさは十分仕事などでわかってはいるつもりでしたが、分野が違うとそのつらさも味が違う。
主人は木工も同じや。と言います。
そうです。そうです。家の雨戸つくりの時もそうでした。
機械がしてくれるというものの、ひたすら板を削っていたものなあ。

このつらさを知ってこそ物を大事にできる。
つくってくれた人の心がわかる。
今の教育には忘れ去られたもの。

さてさて、出来栄えの良さはプロではないので置いといて、機能は十分に果たせるものができました。これで保管も移動もOK
主人も娘も喜んでくれました 役に立つことが何よりうれしいことです。
ダメ押しの労働で、ゴールデンウィーク明けはちょっとお疲れ気味でしたが、ものづくりの大変さを再確認できてよかったです。
そう、「初心にかえる」です。
私にとっては、疲れましたがちょっと得した気分のゴールデンウィークでした。