社会保険庁の年金不正免除

三和総合設計

2006年05月25日 07:05

社会保険庁の年金不正免除が発覚しました。

「またかいな」といったところです。
年金の問題だけではないですが、いつもお役所とお付き合いすると同じような問題に突き当たることがあります。
いつもお役所批判をしますが、中にいる職員の方々にはあまり問題がなく、制度や仕組みの問題だと思うのです。

役所はいつも問題が起こったり、年度の政策を決めると目標を立てます。そしてそれを各年度で実行しようとします。目標を立てることも年度で実行しようとすることも問題はないのですが、なかには単年度では解決が難しい問題や結果が出にくいこともおおくあると思うのですが、必ず目標を形だけでも達成しようとするのです。
外から見ると形だけでも完成しているから、批判を浴びなくてもよいという考え方が蔓延しているように思います。
年金問題もすぐに解決は難しい問題ですが、答えをすぐに出そうとするため、変な小細工をしてしまうのでしょうね。
単年度で予算を執行するから無駄使いもごまかしも発生するのだと思います。

どのような仕組みづくりをすれば改善されるのかわかりませんが、肥大化した組織をスリムにするとともに、本質的な結果を求め、小手先に走らないようにして欲しいものです。