新知事誕生の波及
皆さんもご存知のように、滋賀県では新しく女性知事が誕生しました。
この新知事は、新幹線の新駅凍結やダム建設凍結のほかに、大津市北部の産業廃棄物場の建設についても凍結の公約を掲げていました。
この産業廃棄物の計画推進についても、大津市と志賀町が合併するどさくさにまぎれて推進したようなものです。
手続きとしては、何とか形は整えられているものの、住民の意思は充分に尊重されておらず、このあたりの不透明さも、この選挙に影響があったように思えます。
先にも書いたように、県庁と知事と議会との独走で物事が進められる事への反発も強いようです。
そのほかにも、大津市役所の移転問題も影響があるように言われています。
大津市役所の移転については、県が所有している浜大津地区への移転が市長を中心にアナウンスされていますが、市民の意思については充分確認されていません。
多額の費用がかかりますし、既存の市庁舎の危険度も少なくとも市民には充分説明されているとはいえません。
こういった中で、市長の話として、もうすでに進めていることだから、県から土地を売却してもらえないことはないだろうと言われていることが伝わっていますが、こんな言い方は新幹線の新駅の問題と全く同じですね。
重要な問題ですから、市長がオール与党の勢いで手続きを進めるのではなく、基本に戻って市民の意見を充分聞くという考え方をして欲しいと思います。
そのようにしないと、大津市長も今回と同じような道を歩むかもしれません。
いずれにしても、全国的にも影響を与えている新知事の手腕と議会や県庁の動きに注目したいと思います。