中国「青蔵鉄道」の開通

三和総合設計

2006年07月25日 07:28

新聞記事によると中国青海省のゴルムドと西蔵(チベット自治区)のラサを結ぶ鉄路が7月1日に開通したそうです。

延長は1042kmですが、海抜4000m以上の行程が960kmにもわたるそうで、最高地点は海抜5072mで世界最高、駅も5068mの古拉駅が世界最高らしいです。
また、驚くべきはこの工事が10万人の労働者がわずか5年で作り上げたそうです。
中国得意の人海戦術ですね。

中国と言えば産業が発展しているものの環境対策が充分なされていないのが常識みたいですが、この鉄道は高地の生態環境保全に徹底配慮がなされているそうです。野生動物と周辺住民とに配慮し、人と自然の共生が図られているそうです。

この鉄道は中国にとって内陸経済の発展や沿線民族の生活向上に寄与するとともに国防上も大きな役割を担うそうですが、今後の発展に伴い、建設当初の環境配慮がどこまで続くのかが少し心配ですね。