家電製品の年間消費電力料金
皆さんもすでにご存知だと思いますが、メーカーが表示している冷蔵庫の年間にかかる電気料金の費用が全くの「うそっぱち」だったそうです。
大手量販店に行くと、冷蔵庫だけでなく、家電製品がずらり並んでいます。その中でも電気代が気になるのは冷蔵庫とエアコンでしょうか。
その中でも、主婦の心を動かすものに冷蔵庫の年間にかかる電気代があります。この電気代の表示が全く現実離れした測定方法によるものだったのです。
冷蔵庫の後ろと壁の間を通常より多く離して、冷蔵庫には何も詰めないで消費電力を測り、これにより年間にかかる電気代を計算して表示していたのです。
買い換えた人の中には、今の電気代と比べ、こんなに違うのなら新しいものに買い換えても○○年で元が取れるねといって、まだ使えるものを廃棄して買い換えた人も数多くいるのではないでしょうか
。
こんなことなら、エアコンの場合もあてにならないかもしれませんね。
企業というものに倫理を求めるのは間違いなのでしょうか。
株式会社、企業というものは利益を追求するものである。という定義があたりまえのようにありますが、最近は少しひどすぎるように思います。
特に建設業界はひどいと最近特に感じるようになってきました。今日の新聞でも、大手の企業と暴力団の関係などが取り立たされていましたが、建設業というものは本質的に利益を追求するためにあるようです。
地域の工務店でも、地域に根ざした企業などと表現していても、実は仕事をたくさん受注することに一生懸命の企業がほとんどです。外向きの顔と別の顔を持った企業がたくさんあり、昔ながらの大工さんの延長のような工務店は、世の中に知られずにこつこつちと仕事をされています。
そんな中で、地域の木材を使う取組みも、だんだん怪しくなってきました。地域の木を使うという意義を感じ取組みを始めた頃と今とでは少し事情が変わってきています。
「○○の木で家を建てる」などの表現はあちこちでされていますが、本当に林業のことを考えている取り組みは数少ないように思うようになってきました。
結局、工務店の営業手段の一つになってしまっているのです。
これからの企業に倫理を求めるのは無理なのでしょうか。また、そういう問題を解決するために、統一した表現や規準を求めたとしても、それは大きな企業や声の大きな企業が勝つだけです。
こんな世の中に嫌気がさしているのは私だけなのでしょうか。