原油高でも成り立つ社会を!
原油高が続く中で、日本経済は堅調な成長を続けているらしい。
私たち、建築関係に身をおいているものたちにとっては、景気拡大が戦後最長といわれても少しピンときませんが、いろいろなデータからいうと確かに景気は堅調であるらしいです。
建設関連があまり良い状態でないから感じる不思議さのほかにもう一つやはり納得いかないことがあります。
景気が良いという時はいつも無駄な消費や耐久性のあまりない長い目で見るとあまり良くない製品が多く流通しているように思えます。
最近では、安さを売り物にしたものばかり。これがまた大量の廃棄物を生み出し、無駄な費用を必要とするのです。
この景気の良さも、アメリカだのみであったり、原油高でどのようになっていくかわからないといった不安要素もかなりあるみたいです。
このあたりで、石油に依存しない持続可能な社会造りの中での経済成長が得られるように何とかしたいのですが、景気改善にはやはり消費だのみになっているようです。
「気候ネットワーク」の提言によると国内の航空機や乗用車の利用者の一割が鉄道利用にシフトすることにより90年のCO2排出量の1%が削減できるそうです。
航空機利用は別として、乗用車の利用については社会構造そのものを変えていかないと成り立ちません。
そろそろ本気で日本の社会のあり方を考え、それに向かって着実に成長する方法を考えなければならないと思います。