ナラ枯れ歯止めにつまようじ作戦

三和総合設計

2006年08月16日 08:42

ナラ類の集団枯死が問題になっていた京都市東山区の国有林で、行政と市民団体による「つまようじ」を使った防除活動が効果を発揮しているそうです。

ナラ枯れは、カシノナガキクイムシが運ぶ「ナラ菌」によって引き起こされるもので、爆発的に被害が拡大することが知られています。
これに対し、虫が出入りする穴につまようじを差し込んで虫を木の中に封じ込めるユニークな取り組みを行ない、延べ200万人が約10000個の穴をつまようじでふさいだそうです。
つまようじ作戦では約8割の虫が穴から出られなかったという実験データもあるそうです。

このように、人海戦術で行なうと何でも可能になりますね。対策を行政に任せ、お金を使って行なうのには限界があります。費用対効果を考えると今回のような「つまようじ作戦」などは考えられないのです。
困りごとに対し、国民が協力して立ち向かうと言うような姿勢が今後も欲しいですね。