紳士服業界の争い

三和総合設計

2006年08月19日 07:50

紳士服業界の争いの中で繰り広げられている業界再編に対し、一つの答えが出されました。

コナカとフタタの経営統合ということです。
結果はどのようなものが良い結果を生み出すのかわかりませんが、なぜこんな経営統合やTOBなどが起こったのでしょう。
結局のところ、段階の世代の退職等などで紳士服業界の先行きを見越して動きがあったということらしいです。背広の価格が低価格化し、量的にも減ってくることに対し危機感を感じたことの動きのようですが、本当にばかげた話だと思っています。

そもそも、背広の価格をあれほど低価格にしたのは誰なのでしょう。今、話題に上がっている企業が犯人ですよね。
その低価格化により、地域の仕立て屋さんや服屋さんは軒並みつぶされてしまいました。その上、過当競争により犯人同士の争いということになっているのです。
最後に勝つのは誰だ。といったところでしょうか。
日本だけではないかもしれませんが、相手を蹴落とし、自分さえ勝てばよいのだという風潮が最近ですね。
結局、天に向かってツバをはいているようなもので、気がついてみれば、誰もばかげた背広を着なくなるのではないでしょうか。

この業界のトップの企業の看板について以前にブログにも書きましたが、あの大きさ、自分さえ良ければ街の景観などどうでも良いといった考え方、これが今回の争いの中にも見え隠れするような感じです。