オール電化住宅は・・・

三和総合設計

2006年08月26日 06:47

オール電化住宅でCO2排出量が増加!?
NGO(非政府組織)の環境団体「気候ネットワーク」の報告書によるとオール電化住宅の普及で消費電力が増え、地球温暖化の原因となる二酸化炭素CO2の排出量が増加しているとのこと。

うーん・・・・よーく考えれば当たり前のことじゃない?と思うんですが。

報告書によれば、オール電化住宅は一般住宅に比べて29%から69%多いそうです。
ちなみにオール電化住宅の普及率は全世帯の3%、新築住宅の10%ということ。
問題とされているのは、安全面ばかり強調されてCO2が増えることは触れられていないことに対して。

そうですよねえ、ほとんどの宣伝ってそんなものです。
いいところはどんどん過剰なほど打ち出して、それと裏腹なことは、ないとは言わずできるだけ表に出さずといった感じ。
まあ、オール電化を選択する時というのは、CO2云々より、やはり安全面や毎月の電気代の割引などに魅力を感じてだと思いますが、それとは反対の今回のような情報も知っているのと知らないでいるのは大違いだと思います。気をつける人は電気を無駄に使いすぎないようにするかもしれませんし、生活の中で電気使用以外でCO2排出の削減を考える人もいるでしょう。

世の中100パーセント完璧なものはないです。
いいことの裏には必ず悪い事だってあります。でもそれを総合的に判断して納得いくものを手に入れたいものですよね。デメリットに対するできるだけの対応ができますもん。
たとえば、IH調理器も安全と言われていますが、使い方を間違えれば火事にもなるし、火傷もするし。安全面だけ強調されていてはわからない人もいますものね。

情報を提供する側は、できるだけ正義感をもって提供してほしい。
情報を受ける側もいい事尽くめなんてないと言うことを頭において、冷静に情報を受け入れる。
そんな姿勢が大事だと思うのですが・・・・

今日は土曜日ですが、打ち合わせ2件と見学が1件。
ちょっとハードな一日になりそうです。