失敗しても再チャレンジできる社会?

三和総合設計

2006年09月11日 07:17

自民党の総裁選挙についての報道が盛んにされています。

3人の主張の中にはなるほどと思うものもあれば、少し「?」ものもあります。
いずれにしても自民党の支持者で無い場合は、内容についても新鮮味はありませんね。
他を離して独走しているA氏の主張の中に、「失敗してもやり直せる社会」というのがありますね。言葉が正確かわかりませんが、一度失敗してももう一度やり直しがきく社会をつくろうとするものです。
良いことだと思いますが、私はどちらかと言えば、失敗しない社会をつくって欲しいと思っています。
今の社会の中で、挑戦している人はどんな人でしょう。おおよそ、お金儲けのために無茶をしている人が多いのではないでしょうか。企業も拡大だけを目指し、中小企業から大企業へと目標を立ててがんばるといった具合です。
先日も私の知り合いの方が経営している建売などを中心に請け負っている工務店が自己破産されました。大きくなろうという目標はあったように思いますが、どんな会社を目指すのかという部分に少し間違いがあったのではと思ったりしています。

何事もちゃんと計画を立てて物事を進める。こういった考え方が無い限り、無茶をした人を救うのみの政策になってしまうのではないでしょうか。

住まいも、3度建てないと良い家は建てられないと昔から言いますが、やり直しの中で理想を求めようとする時代は終わったと思っています。
一度でちゃんとした住まいをつくることが大事です。

企業や商売もよく考えずに突き進んで、失敗を糧にやり直すなんてことは問題だと思います。
もちろんやり方は個人の自由ですが、そんな人を国が救う必要はありません。
選別は難しいのですが、しっかりとした理念の下に頑張った人を救えるような制度として欲しいものです。