障害者自立支援法により障害者入所施設の運営が苦しく

三和総合設計

2006年10月04日 07:22

今年の四月に施行された障害者自立支援法に伴い、民間の障害者入所施設は多額の減収に陥っているそうです。

法の施行により、厚生労働省からの事業者への報酬単価が1.3%引き下げられ、利用料の一割が事項負担となったことにより、利用者が減少したことが原因と見られています。

ただでも安定した収入が得にくい障害者が、利用するのに1割の負担が必要になる。これでは利用することができないということで、退所する方が多いそうです。

これが「自立の支援」と言うことでしょうか。入所施設に通えないのだから、自分で何とかするしかない。これが自立を進めるための策だとしたら本末転倒ですね。

社会全体で何とか応援するしかないと思いますが、それにしても最近の政策は弱者につらいものが多いですね。
それでいて、無茶をして失敗した者に、再チャレンジの機会を与える政策が進められています。

私は、再チャレンジも大切ですが、自分の意思とは別に何らかのハンデを負った場合に何とか支援していただけるほうがありがたいと思うのですが。。。