耐震偽造事件で自治体の建築主事の処分なし
耐震偽装事件で、姉歯被告の構造計算の偽造を見過ごした自治体に所属する建築主事が「過失はない」ということで処分はされていないそうです。
民間指定機関では検査員が登録の取り消しなどの処分を受けているそうですが、自治体の同じ立場の建築主事が全くお咎めなしというのはどういうことでしょう。
耐震偽造事件で最も悪いのは姉歯被告であることは間違いないのですが、そういう人間が出てきても審査でちゃんとチェックするために審査担当がいるのですよね。
今回の事件でも建築主事がちゃんとしていたら問題は確実に防げたはずです。
また、民間審査機関と違い、速さや安さを求められることのない地方公共団体の審査担当の人間が偽装を見抜けない理由が見当たりません。
単純に能力不足と言うことでしょう。
公務員の給与は私たちの税金でまかなわれています。
いつものごとく、身内に甘い処分ではなく、ちゃんとした処分をしてもらい、同じようなことが起こらないようにしてもらいたいものです。