お雛様

三和総合設計

2008年01月29日 09:51

先日、実家に娘を連れて遊びに行った時のこと。
居間に大きなダンボール箱が置いてありました。
何かな?と思っていると母が
『みんなで飾ろうかと思って・・・』
そう言ってダンボールを開けてお雛様を飾りはじめたのです。

私の小さい頃は、大事なお人形さん という事で居間には飾っていませんでした。
ましてや2歳の子供がお雛様を触るなど、許される事ではなかったような気がします。
『えぇ!?触らせてもいいの??』
と母に聞くと
『このお雛さんも30年以上たつし、みんなに見てもられる所で賑やかに飾った方が楽しいやろ?』
との事・・・。確かにそうかな・・・と思いつつも、娘がどういう行動に出るのかと思うとハラハラ、ドキドキ。

家にあったテーブルで段を作って毛氈を敷くと娘は大喜び!
箱の中からどんどん出てくるお雛様に大興奮!!
最初は触りたくて、触りたくて、たまらない様子でしたが
『そぉ〜っとね。大事大事だよぉ〜。』
と言うと、娘なりに気を使ってそぉ〜っと飾っていました。
言えばちゃんとできるやん!・・・と感心しつつ、無事に飾りつけ終了。

晩御飯を食べた後、大人達がテレビに夢中になっていると、
横で娘が小さい声でコソコソと何かを話していました。
よく聞いてみると・・・




『おひなさん。これ食べる?』

『あぁ〜ん。わぁ?』

『ここにおいとくね』

そう言いながら、母がお雛様のお供えにと買ってきていたお菓子を開けて一人一人のお人形さんの前にお菓子を並べていました。

ついつい大事な物は子供から遠ざけがちだったのですが、
勇気を出して側においてみるのも良い事なのかもしれません。
と言いつつも・・・かなりの勇気がいりますね・・・
おばあちゃんだから成せる技?
孫には甘いおじいちゃん、おばあちゃんだからこそ出来る事。
子供にとっては宝の時間のような気がしました。