ないものねだり

三和総合設計

2008年04月02日 09:47

桜の季節ですね。
でも何故か寒い。
昨日も薄着で出掛けたら、冷たい風に震えていました。これだと桜も咲くにも咲けない状態かもしれませんね。

昨日からガソリンの価格がどうなるかとそればかり。
それに加えて様々な食品が値上げとなるニュースも多かったですね。

中国の冷凍ギョーザ事件があって輸入食品の安全性に疑問がもたれたり、小麦などの輸入品の価格高騰でいろんなものが高くなって生活が圧迫されると言う危機感がもたれたり、食に関していろいろな話題が多しといったところでしょうか。

輸入の小麦を使っているラーメン屋さんが価格を値上げしなくてはならなくなり、今まで国産小麦しかつかってなかったラーメン屋さんは値上げなし。安さを売りにしていた店と値段が高くても安全にこだわっていたお店。価格差が小さくなってきたとか。
お客さんはどっちを選んでいくんでしょうね。

「いいものをより安く」という買う人の意識、
「いいものと思ってもらえるものをより安く売らないと儲からない」という売る人の意識。そんな中から、生まれた話題ではないでしょうか。

昨日も仕事で、エアコンの品番が量販店のものと業者さんから仕入れるものとで違うので、どんなところが違うのかあるメーカーに聞きました。ものが違うということは、前からわかってはいましたが、やはり差がありました。
表向きの性能や機能は変わらないのですが、配管長さの限度や取り付ける高さによって吹出し角度の対応が可能かどうかなど・・・・・
人によってそういったことが必要かどうかはわかりませんが、何らかの形で安くするための隠された工夫があることを一般のお客さんは知るよしもなく、価格の差だけが目につきますよね。

安いものには理由があるはず。
住いづくりでも何度もお話していますよね。
「いいものを安く」なんて「ないものねだり」だと本当に気づくべきです。
まあ、気づいていても誰かが助けてくれる、誰かが保障してくれていると知らんぷりしているのかもしれません。
きっとそのしっぺ返しはいつかやってくるんでしょう。いやもう受けているんですよね。

それに、最近雑誌などでお店紹介などが多く取り上げられていて、ランチやディナーを楽しんだりする人も多いと思います。でもそんなお店で食べる食事にはなんのためらいもなく何千円と投資していながら、スーパーでは1円でも安いものを買おうとする意識。
これもなんとか変えていかなければなりませんよね。
私も含めて、あたり前になっている変な意識に気づいて、変わっていかなければどうしようもないですよね。