オリンピック
オリンピックの聖火リレーが長野で行なわれますね。
今回のオリンピックは何かと話題が多い。
でも、本来のオリンピックの趣旨とは少し違うものが多い。
チベットの問題や政治の問題をオリンピックに絡ませるなという意見も最もですが、そういう時出ないと主張できない少数民族の気持ちも分かりますね。
では、競技のほうはいかがでしょうか。
オリンピックを目指す選手の気持ちは純粋なものが多いのでしょうけれど、オリンピックはすでに商業まみれになっていますね。
ある程度の実力があっても、経済的な支援が無ければ勝つことは出来ない。
後進国の人々にとっては、大きなハードルですね。
まったく素に戻って競争することは不可能なのでしょうか。
今日の新聞にも競泳水着のことが書いていました。
スピード社の水着を着てレースをすると最大1秒ぐらいはタイムが違うんじゃないかという意見もあるとのこと。
コンマ以下の数字を争う中で、水着の種類で勝ち負けが決まるなんてあまり面白くないですね。
同じ条件で競争できれば良いのですが、日本の場合、ミズノ、デサント、アシックスとの契約があるため着用できないそうです。
不公平な気もしますが、その3社に応援していただき力を蓄えてきたのでしょうし、仕方がないかもしれません。
経済力の無い国の選手から、スポンサーがあるだけましだと言われそうですね。
先にも書いたように、オリンピックは商業主義にどっぷり浸かっています。
そんなオリンピックにあまり魅力を昔ほど感じなくなりました。
若いころ、小さいころはそんな商業主義の影に気が付かないだけだったのかも知れませんが、同じ土俵で戦わない、競争しないスポーツは本質的には面白くない気がします。
昔は、そんな中でも弱い選手を応援して勝ったときの喜びを共有するということも可能だったように思いますが、選手の努力よりも着用する水着の種類のよって勝敗が決まるとなれば、ますます面白くなくなってしまうような気がします。