道路整備のあり方
暫定税率の復活が再可決されようとしています。
地方は道路の整備を求めている。
今年度の予算がすでに執行されているなどの理由が挙げられていますが、本当にこれで良いのでしょうか。
もちろん道路の整備が遅れている地域もあります。
そういった地域の整備を行なうために、どうしても暫定税率を復活させなければならないと言うことではないでしょう。
必要な道路は作り、無駄な道路は作らない。無駄な天下り機関を切る。たったそれだけで可能なことだと思います。
暫定税率の復活は、無駄使いの復活の宣言だと考えて間違いないでしょう。
国民の声で変えていかないと、大変なことになります。
無駄使いは道路だけではないでしょう。
私たちが、気持ちよく、安心して税金を納めるためにも、ちゃんとした使い方をさせなければなりません。
ところで、必要な道路はつくるとしても、どんな道路をつくるのか。
それによってかかる費用は違ってきますね。
田舎は公共交通が無いため、道路の整備が必要だということはある程度理解できますが、ここまで立派な道路が必要なのかと思う道路がほとんどです。
用地の取得費が安いからか分かりませんが、すごい幅の道路ばかりです。
整備する前の道路に比べれば、倍以上の幅になっているのがほとんどです。
もうちょっと交通量に見合う幅の道路にすればいいのではないかと思います。
同じお金を使うにしても幅が2割小さくなれば、その分早く道路も延長できるでしょう。
地域に住んでいる人々が道路の整備を期待しているのは間違いないにしても、どんな道路で良いのかということを詳細に検討したことは無いのではありませんか。
今までは道路の整備をすれば地域の建設会社が儲かる。
道路は広くて大きいほうが良いと言う単純な考え方だったのではないでしょうか。
都会に向けて早く走れる道路を整備しても、地域格差がなくなることはありません。
もう少しお金を節約して、その地域そのものの施設の整備などを進めないと、地域格差はむしろ進むばかりではないでしょうか。
国民が税の使い方を監視することが必要です。
ばかげた無駄使いだけでなく、必要な道路であってもその規格がそれでよいのか、そこまで踏み込んで監視することも必要になってきます。