国民のできること

三和総合設計

2008年06月05日 07:41

地球温暖化、ガソリン高、いろいろな問題があります。

それに対して、具体的な解決策を打ち出していかなければなりませんが、現在の生活レベルを下げたくないという思いがあり、なかなか有効な対策がありません。

福田首相の言うこと、与党の政策、あまり同調できることは少ないのですが、一つだけこれはと言うものがあります。

米をもっと食べましょう。そして減反をやめましょう。
これなら、国民に簡単に出来ることですね。
食習慣が変わり、米を食べる量が減っているらしいですが、決してお米がおいしくないわけではありません。
米のおいしい食べ方など、研究すればいろいろあるはずです。

パン食から米に変える。そうすると、食料の自給率もあがり、農村部の収入も増える。
一挙両得です。

ガソリンの値段が上がったり、燃料の値段が上がったり、バイオ燃料の利用で食料の値段が上がったり。
食料や資源が自給できていないことは、外国の諸事情が生活にすべて響いてきます。
不安定な生活から脱却するために、目先のことを少し我慢し、将来に備えなければなりません。

住まいについて今できることはあるでしょうか。
大手のハウスメーカーに仕事を依頼することをやめ、地場の設計事務所や工務店がつくる住まいを求めてもらうことは可能です。

ハウスメーカーは宣伝上手なので、ほとんどの方々は、木の家を建てるより安くつくと思っておられるのですが、設計費用を含めてもほとんど変わることはありません。
さすがにTホームなどのように安さを売り物にしているメーカーには対抗できませんが、SハウスやDハウス、Pホームなどならまったく変わることはありません。

先ほどにも書いたように、ハウスメーカーは宣伝上手です。
ということは、皆さんがお支払いになられる費用の多くが宣伝や営業の費用に当てられるのです。
もちろん、その費用は宣伝広告業で生きている人たちにとっては大切な収入源なのですが、本当はそんなところにお金を使って欲しくないのが住まい手の方々の本音ではないでしょうか。

木の住まいを造る地場の設計事務所や工務店は宣伝などをほとんどしません。
その分、住まい手の方々に快適な生活と、耐久性の高い住まいが提供できるのです。

大手ハウスメーカーは安心感があるという方が多いのですが、それは企業の保障能力ということであって、住まいそのものの安心感ではないはずです。

私たち設計事務所は、丁寧な設計と監理で住まい手の方々の本当の意味での安心感を得られるように頑張っています。

今国民ができること、これはまず将来に向けて何をすべきなのかを考えることから始まります。
まず、目先のことだけで判断せず、よく考えると言うこと。そこで、今すぐにでもできることを始めることが大事です。

木の家を作ることは家を建てる人にしか出来ないことですが、米をもっと食べること、これはすぐにでも出来ることですね。
もちろん、輸入米では意味が無いですよ。