落書きから思うこと
上越新幹線で、車輌に大きな落書きがされたとか。
新幹線が運休され、約500人に影響を及ぼしたそうですね。
その落書きされた車輌を見て、ふと頭の中をめぐったのが、うちの近くを走るK電車。
K電車の車輌は、ラッピング電車として、地域活性化のためにいろんなデザイン?で装飾されたものが何台か走っています。
キャラクターであったり、学生がデザインしたものであったり。
地域に密着した公共交通として、なんとか盛り上げたいという気持は、とてもいいことで積極的に取り組んでいただきたいと思います。
でも何でもいいということではないやろ!と思うことがしばしば。
回りの風景にもマッチしてないこともたびたび。
最近は「源氏物語千年紀in湖都大津号」と称した電車が、
田んぼの風景の中を走っています。
初めて見たときは、なんやこれ!?ってびっくりしました。
悪ふざけの落書き?と思ったほど。
踏み切り待ちをしていても、何度もギョッ!とさせられています。
どう見ても汚い感じがしてならない。
学生さんが一生懸命デザインしたのだろうけど。。。。。
美意識は人それぞれなので、なんとも言えませんが、
もう少し、回りの風景や毎日見る人の気持ちを考えてほしいなと思います。
おおげさかもしれませんが、
物言わぬ暴力なような気がします。
風景は、奇抜でなくても誰しもが違和感なく「ああ、なんとなくいいなあ」と感じられるものでいいのです。
住まいのデザインもそうであって欲しいですね。
ここは、どこの国?と思うような町並みや
奇抜な色でクラクラするような町並みも、物言わぬ暴力な気がします。
風景はたくさんの人の共有財産。
自分だけがよいというだけのものでもないでしょう。