気になるCM

三和総合設計

2008年07月17日 09:08

最近、なんだか気になってしまうCM。
同じような感じでごく普通の男性や女性が登場し、家族や将来への思い、使い捨て社会への疑問や不安を語っている。

大量生産にされたものを次々と大量に消費していく。このような大きなサイクルに振り回わされた生活から脱出して、ゆっくり物と付き合う生活がしたい。

日頃、私たちが訴えている内容で、納得できることばかりです。

ただ、このCMを流しているのは、住宅メーカーのひとつHハウス。
ふと目にして見入っていると、最後にHハウスの文字。
ちょっとガックリ。

でも、今までの住宅メーカーのCMとは全く違ったパターンなので、どうしても目を引く。
効果音もなく、目に見える商品宣伝もない・・・・・。

この住宅メーカーの話によると、「自分たちが一番大切にしている価値観を真面目に正面から伝えたかった」とか。
その価値は、「より長持ちする住宅こそ、日本の経済や地球環境に貢献できる」という考え方だそうです。「最初は多少値段が高くても、長い目で見れば安い」という提案。

どこかで聞きなれたフレーズ。
環境貢献と言いながら、その会社は鉄骨ALC版で作られている。
営業マンがいて、豪華なパンフレットもある。
なんと言っても、テレビCMで堂々と広告できる資力がある。
つくり方は、他のメーカーと変わらないでしょう。
できるだけ、安く下請け業者につくらせるシステムに変わりはないと思う。

このCMへの反響も上々だとか。

やっぱり声の大きなもの勝ちなのか?

鉄骨ではなく国産材を使い、山や地域の職人さんたちがちゃんと生活できるお金を支払ってこそ、日本経済や地球環境への貢献ではないだろうか。

このCMを見る側にも、しっかりとした目を持っていてほしいなと思う今日この頃・・・・・


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