施餓鬼供養

三和総合設計

2009年08月16日 10:10

今日でお盆休みも最終日。
朝からご先祖様をお見送りにお墓参りに行って来ました。

これでお盆の行事は終了です。

お盆休みって・・・・なんだか忙しいですよね。

ところで、お盆って・・・・
ご先祖様を供養することだと思っていましたが、それだけじゃないようですね。
棚経を上げに来てくださった住職にお聞きしたら、元々は餓鬼を供養するところから始まったとか。

餓鬼というのは、生前に強欲で嫉妬深く、物惜しく、常に貪りの心や行為をした人が死んで生まれ変わるものらしいです。

昔、えらいお坊さんのお母さんが、無くなって餓鬼になってしまったとか。
なんでえらいお坊さんを育てたお母さんが餓鬼に?
そのお母さんは自分の子だけしか見ていなく、自分の子だけかわいがって育てた。
周りの人や子供たちにはなんの気配りもなかったそうです。

そのお母さんを助けるために息子のお坊さんが教えを請うと、
お供えをして一生懸命心からお経を唱えなさいと。
そうすれば、お母さんを救うために仏様が一本の糸でもたらしてくれるだろう。

その始まりが、いつしかご先祖様供養と移り変わっていったとか。

うちのお寺では、16日に施餓鬼供養が営まれるそうです。

生前に人に施さず、自分勝手だと餓鬼になってしまうよ。
そんな戒めがあり、自分自身を見直す時だとおっしゃてました。

今の社会、今の私たちがいちばん反省すべきことなのかもしれませんね。

自分の子供しか見えてないことに気がついていない親。
自分の保身だけを考えて仕事をしている社会人。
自分のプライドだけで発言や行動をする政治家。

自分だけ・・・・自分だけ・・・・の人が多いです。
自分だけが強い人のほうが報われる世の中は変です。

施す者と施される者の間に上下関係があってはいけない。差別があってはいけない。

私自身もかなり反省しなければいけないことが多々あります。
我を捨てるのは本当に難しいですが、常に肝に銘じておきたいと思います。



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