昨日は木考塾の定例会でした。
ここのところ、講義形式の勉強会が多かったのですが、今回は久々に外に出ての見学会です。
東近江市の五個荘へ。
重要伝統的建造物群保存地区である金堂の町並みを歩きました。
この重要伝統的建造物群保存地区というのは、全国に85箇所あるそうです。
滋賀県では、この五個荘金堂の他に近江八幡と大津の坂本の三箇所。
全国のいろいろな場所は、商屋町とか山村集落とか城下町とかいろいろな分類をされています。
中でもこの五個荘金堂は全国でただひとつの分類「農村集落」となっています。
周辺の田んぼまで含まれているそうです。
近江商人が築いたすばらしい和風建築の住まいが多く残っています。
白壁と舟板張りの屋敷の町並みを歩きながら、いくつかのお屋敷を見学しました。
お屋敷の大きさ、使われている材料やつくり方、
お金持ちのお宅やし・・・・と言ってしまえばおしまいですが、いろいろ学ぶべきところはいっぱいあります。
初めてではないところも、以前とは違った感じ方や見方をしています。
多少は成長している証拠かな・・・と思いつつ・・・・
知恵をしぼりにしぼってなされている仕事を見ていると、
自分達に足りないことが見えてくるような気がします。
誰しもが美しいと思えるもの。
残さなければいけない、受け継いでいかなければならないものと思わせるもの。
そんなものが今の世の中でつくられているのだろうか。
せっかくの長い時間をかけて残されてきたものを、簡単に見捨ててはいけない。
新たなものは過去の知恵の上に知恵を重ねてつくるべき。
残したいもの、受け継いでいかなければならない大切なものととなっていくような気がします。
見て学び、そして知ったことは、気づけない人気づく機会を失っている人にも気づかさせてあげること。
学んだことに知恵と工夫を重ねていくこと。
ひとりひとりしなければならない役目はまだまだいっぱいある。
もっと見て学ぶことを大切にしていこう。
そんな気になった見学会でした。
こんな貴重な機会を与えてくれた方々に感謝です。
ありがとう。
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