クローン桜
昨日はとてもいいお天気で暑いくらいでしたね。
アチコチの桜も満開。
少し前にも書きましたが、私たちがアチコチで見る桜はソメイヨシノ。
ソメイヨシノは江戸時代に植木職人さんがつくった人工的なもの。
そのクローンが全国あちこちに・・・・。
ソメイヨシノは自家受精しない。
実がつかないので、花の蜜もない。
だからチョウチョも止まらないそうです。
全国に広がるどの桜並木も人工的な空間。
こんな話を聞くと、ちょっと興醒めしてしまいますね。
全国どこでも同じ桜・・なんですよね。
それでも多くの人が魅了されてしまいます。
多くの人が桜を見に出かけていきます。
この桜をつくった人はすごいと思います。
でもあまりにも見事に同じように咲き過ぎて並んでいるのを見ると、ちょっと不安な気持ちになってしまいます。
人工的なものだからなのでしょうか。
宮沢賢治は、ソメイヨシノ「なんだかカエルの卵のような気がする」と表したそうです。
なんだかわかるような気もします。
あまり見向きもされなくなったようですが、実際には桜にはかなり多くの種類があるそうです。
そんな桜にももっと目を向けて、ひとつひとつの美しさを見て感じてみたいものです。
ソメイヨシノの話を聞いて、ふと日本の住まいの風景を連想してしまいました。
金太郎飴みたいな住まいの風景もなんの違和感もなく受け入れられていくのでしょうか。
もう既になっているみたいな・・・・。
場所場所で、その特徴をもっていた住まいの風景には見向きもされなくなってしまうのかな。
桜桜とはしゃいでいる自分がちょっと恥ずかしい気分になってきました。
知らなければいけないことがまだまだたくさんありそうですね。
でもね・・・・やっぱり美しいし・・・・見に行きたいし・・・・・
少なくともいろんな種類の桜に少しでも目を向けていく心がけぐらいは持っていたいと思います。
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