今日は、朝からどんよりとした空。
今にも泣き出しそうです。
65年前の空は・・・・
今日は終戦記念日。
記念日と言っていいのかどうか。。。
ここ数日前から新聞で、異国の地の収容所におられた方々のお話がシリーズで掲載されていました。
その記事は、多くある収容所でのつらい生活などを綴ったものではなく、今まであまり取り上げらていなかったであろう収容所での小さな光にスポットをあてたものです。
つらいつらい強制労働に明け暮れる収容所生活の中の娯楽。
いつ死んでしまうかわからないような生活の中で、楽団や劇団が誕生し、生きる活力を得ていたお話しです。
食べ物さえ十分にないような中で、どうやって楽団や劇団ができ、公演することまでできたのか。
いろんな廃材や労働中にくすねたもので、楽器やかつら、衣装をつくりあげたそうです。
その中で活躍したのは、いろんな職種の職人さんたち。
その職人さんたちの技術にいろんな人の知恵が加わり、びっくりするようなものがつくり出されたそうです。
そして、練習に練習を重ね、演奏や演技ができるようになり、多くの人の心をなごませたようです。
もし、今、私達がそのような状況になったとき、
そんなことができるでしょうか?
職人技術を捨てるような社会をつくり、
深く考えなくても生きていけるような気になれる教育を受け、
便利さにどっぷりつかった生活をし続けている私達。
自らの知恵(頭)と技術(手)でものを作り出せた職人さんのすばらしさを感じたとともに
何も出来ない自分自身の無力さを思い知らされた記事でした。
私の頭と手は、何をつくり出せるのか・・・・・。
立派に生き抜いた方々から学ばなければならないことが、まだまだいっぱいあるようです。
もちろん、亡くなった多くの方の無念さも心に刻み、もっともっとしっかり生きなくてはなりません。
65年前は、遠い過去の歴史上の出来事ではなく、ほんのちょっと前の出来事であり、終わってない出来事。
ちょっと間違えたら、同じ状況になりかねない状況でもあるのです。
一年に一度ではなく、もっとよく考えていきたいものですね。
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