土曜日に琵琶湖博物館で開催されているびわこ大縁日へ行ってきました。
端材工房が、こたつブースでの交流の日にあたっていたので、半日参加。
こたつブースの横では、未来予想絵図が作成されています。
今から20年後の未来ー2030年にはあなたは何をしていますか?
というテーマでいろんな方にお話を聞いて絵にされています。
端材工房のこたつに遊びに来てくれた4歳の男の子も絵を書いてくれました。
何の絵?
これがおとうさんで、これがおかあさん。
そしてこれが僕。
何してるの?
たこ焼き食べてるのー。
普通なら、
そうなーん。
20年後もたこ焼き食べてるんかー。。。ハハハ・・・
で終わるのですが、そこでそばにいたN学芸員さんがひと言。
20年後もたこ焼き食べられてるといいなぁ。
もしかしたら、20年後は、たこ焼き食べたいって言っても
小麦粉は輸入されてへんしないねん。
たこもどこにも売ってへんし、たこいーひんねん。
なんてことになってるかも知れへんなー。
うん、うん、なるほど。よく考えたらそうかも知れん。
20年後、ちゃんとみんなが笑顔でたこ焼き食べられるようにせなあかんなー。
そうするには、今しなければならないことはなんやろうねぇ。
と、その男の子のお母さんと3人でお話。
たこ焼きから20年後・・・・笑い話のようで笑えないお話になりました。
一方その会場で見つけたこの冊子。
日本くま森協会がつくられた冊子です。
気になって手にとってみました。
時間がなくてまだじっくり読んでいませんが、
森を残し、全生物と共存しなければ、人間も生き残れない。
かつて森を消した文明は全て、滅びている。
クマは本来、森の奥でひっそりと棲んでおり、見かけと正反対で大変臆病。99%ベジタリアンで、肉食を1%するといっても、昆虫やサワガニぐらい。人を襲う習性など全くないということです。
スギやヒノキの葉は苦くて食べられない。
いろんなキーワードが散りばめられています。
クマだけでなく奥山でひっそり暮らしていたいろんな野生動物が、やむを得ず生きるために里に出てきているのです。
いろんな生き物が生きていけないような森にしたのは、人間です。
緑豊かに見えても人のためにつくられた木々ばかりの森では、他の動物は生きていけない。
十数年前生きていられた動物さえ、生きていけなくなっている。
さっきのたこ焼きではないですが、今、森の動物は20年後たこ焼きを食べられない私たちの姿かもしれません。
頭ではわかっているけど、きっと心底わかってないなぁと感じています。
今、山に多くあるスギやヒノキをなんとかせなあかん。
林業が成り立つようになんとかせなあかん。
木の家をもっと建ててほしい。
そんな思いもなんかちっぽけな人のエゴのように思えてきます。
薪ストーブはいいよ。
山の手入れもできるし。
と言っても、化石燃料がなくなってみんなが薪ストーブを使うようになったとき、
今の便利な世の中に生きる人間が、森の他の生き物のことを考えながら、薪を調達できるのか。
あたかも環境のことを考えた行動と思っていることでさえ、
よくよく考えたら、人のためだけになっているかもしれません。
いやそんなことがあまりにも多いかもしれません。
そのことにちゃんと気づかないと、20年後どんな風になっているか。。。。
人間は、自分以外のもののために生き始めたときから、本当の人生が始まる。
そんな言葉も書いてありました。
もっともっと考えて行動しなければなりませんね。
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