冷たい床

三和総合設計

2011年02月05日 13:09

数週間前の休日、耐震診断のお供をしてきました。
他の市町村でもあると思いますが、大津市が無料で行っている住宅の耐震診断。
なかなか申し込みは少ないようです。
たまにしかないのですが、なぜか昨年の暮れから年明けにかけて、耐震診断員をしている主人の元に依頼がバタバタと数件きました。

間取りを取ったりなどちょっと手間もかかるので、ボランティアで私もちょっとお手伝い。
近くの物件がほとんどです。
この前お伺いしたお宅も地元の方。
主人が小さい頃からよく知っているお宅でした。

ちょい田舎の地元は、そこそこ古いお宅が多いです。
その古いお宅にいろいろ手を加えておられるパターン。
今回うかがったお宅2件もそんな感じです。

加えて住まい手はちょっと高齢になったご夫婦のみ。
子供さんは独立して、他に住まいを構えておられる。
この家族構成もちょい田舎にありがちなパターンです。

診断結果がよくない結果でも、費用のかかる耐震補強をするまでの決断はできないようですね。

調査をしている中、加えて感じる共通点は床が冷たいのなんの!
床に断熱材なんてきっと入っていないのでしょう。
プラスチックで固めたようなフロアー合板がさらに足の熱をうばっていきます。
スリッパを履いてとしきりに言われる理由もわかります。
(そういう意味でいうとスリッパの断熱効果はすごい。笑)

大きな地震に耐えられるかどうかということもさることながら、高齢の方が住まう家の温熱環境の改善も考えていかないと・・・・。
お年寄りが倒れるのは家の中がいちばん多いのです。
しかも原因は気温差。
お年寄りの体への負担は、寒いのには馴れてるし・・・というレベルではないと思います。

家中どこもかしこも快適温度なんていうところまでしなくても
最低限のレベルには・・・と思うのですが。

若い人が温熱環境のいい住まいに住んで、お年寄りが過酷な温熱環境の中で生活しているなんて・・・
なんか矛盾してますよね。
(あっ、うちも似たところあるかも・・・・爆)

顔見知りのお宅だったので、どちらの家でも世間話にも花が咲きます。
「コーヒー入れたから飲んでってー。」と声をかけてくださいます。
入れてくださったのにまだ調査してたら、「はよ飲まな醒めるわー」と何度もおっしゃるパターンも同じ。
(家が寒いからすぐ醒めるのかな。。。)
入れてくださったコーヒーは、ともにエスプレッソマシーンで。
とてもとても美味しいコーヒー。
たまたまかも知れませんが、エスプレッソは、ちょい田舎のお年寄りに流行りなんか?と思ってしまいました(笑)

家は寒くても心があったかい人たち。
できたら、冷たくない床で暮らしていただきたいなぁ。
あったかい杉板貼りません?と言いたくなりました。



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