今日はお彼岸。暑さもそろそろ終わりを告げてくれるかな?
今朝の空の雲にはうろこ雲。空もすっかり秋の空に変わりつつあります。
今年の夏は恐ろしい積乱雲をイヤと言うほど見たような気がします。
そんな秋の気配をかなり感じられるようになった昨晩、木考塾の勉強会を開催しました。
今年のテーマは「基本に戻る」ということで、若い世代にもわかりやすい、そして古くからの会員は復習と見直し、そして新たな発見ができるようにと内容を工夫しながら開催していく予定です。
開催も夜学勉強の方が参加しやすいし、緊張感もあるのでは?ということで、毎月仕事を終えた週末に開催することになりました。
昨晩は、会員である宮内さんの「これからの大工の仕事」というテーマでのお話とこちらも会員である岩波と川端さんによる「伝統構法実大実験の報告」の2本立てで行いました。
木考塾も始めてからもう14年。
みんなのレベルも上がってきて、だんだん参加者も少なくなってきたので、今回もどうかなぁと思っていたのですが、予想外の参加者。
会員外の方も興味をもってくださって、定員以上の参加者となりました。
若い世代の方が多かったことも狙い通り。よかった~。
宮内さんの大工とは?の問いかけにみなさんどんな風に感じてくれたでしょうか。
仕事ができるだけではあかん!どうやって生きるていくのか、社会の流れにどうやって生き抜いていくのかもしっかり考えなあかんで!という言葉をしっかり受け止めて、緊張感とハングリーな向上心で成長してほしいと思います。
そして伝統構法の実大実験の速報。
この実験に関わっているメンバーならではの情報です。
いち早く得られる生の情報にみんなも興味津々。
そして、基本的な話も加えてもらって、普通の実験報告なら難しい用語やグラフが並べられて???の部分もわかりやすく説明してもらいました。用語で詰まってしまっては、せっかくの実験報告もつかみどころがなくなってしまいますものね。
まだまだ勉強途中の若い世代には、この実験がなんのためにどんなことを見なければならないのか、少しはプロとしての見方の実感がもてたのではないでしょうか。
偶然、今朝の京都新聞にも実験のことが掲載されていました。
(クリックして大きくして読んでください。)
これからの伝統構法に明るいニュースのようです。
でも、気をつけなければいけないのは、なんちゃって伝統構法ではダメ!と言うこと。
この実験での建物は、しっかりいろんなことが考えられたものであること。
だからこそ、大丈夫ではないかという結果が生まれたのです。
伝統構法と謳えばなんでもOKでもないし、伝統構法だと言って建てられたもの、思われているものにも危ない建物はあるのです。
この実験で得られたことをしっかり検証された内容をきっちり理解して、実践していくことが大切。
この実験の成功で、これを逆手にとった声の大きな「なんちゃって伝統構法」がはびこらないように願いたいものです。
人気ブログランキング参加中。
↑ の部分をポチッと押していただくだけでOKです。
クリックお願いします。
三和総合設計は、Forward to 1985運動に賛同しています。