マイナンバー制度

三和総合設計

2015年03月14日 08:21


マイナンバー制度の導入について賛否が話されています。

私はどちらの主張もなるほどといったところはあると思いますが、国として存在していくためには必要なことだと思います。

個人のプライバシーが全部国に握られてしまうから問題だという話になりますが、保険にしても年金にしても、個人の状況をつかんでいただかずうまく運用できるはずがありません。

個人の情報は出さないけれど、世話だけはしてほしいというのはあまりに虫のよい話です。

個人の情報が漏れるのではないか、国がよからぬことに使うのではないかという恐れは確かにあるのですが、そちらを何とかしなければならない対策をいろいろと考えるべきです。

今の日本では国はいい加減なものだという割には、そのいい加減さを正そうという動きが国民にありません。

そりゃ、いい加減な状況の中で、マイナンバーなんて導入したらいろいろと問題も起きるでしょうけれど、だからと言って効率化につながることは間違いないことをNGというのが正しいことでしょうか。

日本の国の借金は1000兆に達しているということですが、大きな問題は行政にかかる経費だと思います。
市役所などにいってもなぜこんなに人がいるのだろう。
なぜこんなに手続きがいろいろと必要なのだろうと思うことがあります。

悪人がいるとそれを取り締まるためにいろいろな制度ができ、その制度を運用するために人がいる。
その穴を狙ってさらに違った悪人が出てくる。
そうすると新たにまたそれを規制する法律や制度ができ、極普通の人は必要もないのに手続に時間を取られ、行政も多くの経費がかかってしまいます。

問題が起こったら解決するというやり方を続ける限り、行政はどんどん膨らんでいきます。
そろそろ問題を減らす方法を考えたほうがよいと思います。

プライバシーの問題は確かに難しい問題です。
でも、そういった問題をあおることにより、不正蓄財や不正受給をしている人が何とか逃れようと利用しているのではないでしょうか。

個人情報の問題はマイナンバー制度でなくても起こっています。
名簿業者が名簿を販売しても特に法律で罰せられることはありません。
だからといって何も手をうたず個人情報は漏れるものだと考えるより、個人情報が漏れないよう、不正な使い方をすると厳罰を受けるような制度を考えるのがよいと思います。

個人情報について、悪いことをしていない限り国に対して隠すものはありません。それに答える国の信頼性を確保してほしいだけです。
日本は高齢化社会に向かい、解決しなければならない問題がいくつもあります。
税金の問題、年金の問題、医療費の問題などマイナンバーを導入することにより、かなりのことが解決できると思います。

マイナンバー制度のプライバシー問題の後にマイナンバーを導入することにより不正な動きができない人の声がありそうな気がしてしまいます。

無駄を省き、必要な情報は共有し、大事な個人情報はしっかり管理する。不正があればしっかりと対応する。
そういうことが当たり前にできる一流の国、日本を作りたいものです。

今のままでは、日本は個人情報も管理できないし、しかも非効率な行政などの制度を持つだけの国に終ってしまいそうです。


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