企業の社会貢献?

三和総合設計

2009年03月12日 08:00

先日、地域の林業事務所が開催している委員会で企業の社会貢献の話がありました。

講演の講師は経団連の社会貢献を行なっている担当の方と大手スーパーの方でした。

大手スーパーの方は企業としてできる限りの環境における社会貢献を行なっているという話で、それなりに理解できましたが、問題はもう一人の方のお話。

その方は元S林業の方で、林業とは深い関係がありました。
S林業は四国の銅山をS友が開発したとき、開発によってあれた山を復旧すろときにできた企業だそうです。

銅山を開発したときの山のあれた写真とその後植林で復旧した写真を見せて、S友の株主には反対されたが何とか植林事業を行い、社会貢献ができましたという話をされました。
えっ?それって環境破壊したものを復旧する義務があるだけじゃないのと思い、後に質問させていただきましたが「そういわれればそうかもしれません」という答えしかいただけませんでした。

その方はその後経団連で企業の社会貢献活動の担当を行い、国内だけでなく海外でも植林事業などを行なっている話をされ、企業は自分の専門の部分で社会貢献を行なわなければならないというお話をされました。

ここでも????

S林業が企業としてできる社会貢献には、国内の森林の?分の一を所有していますと宣伝していることを考えると、住宅部門では国産材をどんどん利用することができるはずですが、柱や横架材だけでなく土台にまで外材の腐りやすい集成材を使っているのはどういうことだろう?

これも質問してみたところ、「お客さんが安いものを求めるのでしょうがないのです。でも、最近では他のハウスメーカーより多くの国産材を使うようになっていますよ」という答えでした。

結局のところ、企業の社会貢献なんてそんな程度のものです。

大きく社会の構造を破壊して、小さな社会貢献をし、大きく宣伝する。

こんなことにだまされてはなりません。
この委員会では地域の山を守ることがいろいろな側面から話されています。
その中に企業の力を入れられないかということですが、本質的に大きな企業は地域とは何の関係もありません。
自分達の宣伝材料になればそういうことにも力を入れますが、そうでなければ何もしないのが大企業です。

そんなことに期待せず、大企業の自分勝手な行動を規制する方向を考えたほうが得策です。
変に協力を仰ごうとするから企業に都合の良い方向に持っていかれるのです。

会議の出席者の方々の多くは、企業からの報告やお話に違和感をもたれたと思います。

まあ、そんなことが確認できただけでも委員会の意味があったかもしれません。


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