今朝の新聞記事によると、大津商工会議所は、定額給付金の給付開始に合わせて、大津市内の企業や商店が発行する特典付きクーポン券を入手できる専用サイトを5月に立ち上げるそうです。
こういった取り組みは各地で行なわれようとしていますね。
昔の地域振興券の時もありましたね。
商工会議所は「地域経済の活性化につなげたい」として、大型スーパーなどにも呼びかけ、解説までに200社程度の参加を見込んでいるそうです。
消費者にとってはうれしい話ですが、少し疑問に思う部分もあります。
地域の商工会議所が「地域の経済の活性化につなげたい」ということなら、なぜ大型スーパーに呼びかけるのでしょう。
大型スーパーは地域経済をどちらかといえば壊しているほうじゃないのですか。
大型スーパーができると、その周辺の商店は商売がしにくくなることが一般的です。
ですから、今回も地域経済の活性化を考えるのなら、大型スーパーとむしろ一線を画し、地元商店だけのメリットを打ち出す必要があるのではないでしょうか。
私は商工会議所がとりあえずこの取り組みをにぎやかにしたいだけのように思えますがいかがでしょう。
確かに参加する企業や商店が少なくて魅力が無ければ、こういったクーポン券を使用する人は少なくなるでしょう。
その対策として、大型スーパーでも使えますとすれば利用者も増えるということではないでしょうか。
利用者が増えないのも問題ですが、ものの本質からずれているのも問題です。
私の会社は昔から商工会議所から入会のお誘いを受けていますが、入会していません。
大きな会というのはやることがいつもこんなもんです。
私達の業界の建築士会も同じ。
何かやることがちぐはぐで、地域のためとか言っておきながら、全国レベルでするようなことを少し小さな規模で行なうだけで、魅力が無いことが多いです。
地域活性化。
これは最も重要な問題です。
これを解決するためには、地域のクーポン券のような地道な取り組みももちろん必要ですが、官僚がいいように振り回す国営事業もやめさせ、本当の地方分権を進めなければなりません。
また、地域の企業や商店も、大きな企業とは違った魅力を本当に出さなければなりません。
さらに、企業者としてこんなことを言って良いのかわかりませんが、消費者の方々も物を見る目を本当に持ってほしいと思います。
最近、テレビのコマーシャルで「Dイワハウチュ?」と連呼するようなコマーシャルを見たことがありますか。
その会社の商品の説明や特徴を述べることもまったく無いコマーシャル。
それを見て、それが頭にこびりついてDイワハウスの建物を建てようと思うのはいかがでしょう。
ちゃんとしたコマーシャルをしない悪徳住宅会社となぜ考えないのでしょう。
私ならそんな企業にはどんなに商品が良くても物を頼むことは無いのですが。。。。。
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