エコカー減税が行われようとしています。
燃費の悪い車から、燃費の良い車に乗り換えることは良いことですが、少し考えなければならないことがあります。
同じ乗るならエコカーが良いのですが、車は乗らないことのほうが良いのに違いありません。
また、燃費の悪い車であっても、まだ乗れるのに廃棄して乗り換えるのもどうかと思います。
エコカーの減税や補助は、ハイブリッドカーだけではなく、一般の車でも燃費の良い車も対象になります。
今日の新聞広告をみると、燃費が23.0km/Lの車の重量税が75%減税され、69700円安くなるのはわかりますが、燃費の12.8km/Lの車が50%減税になり、額で言うと84900円の減税になるようです。
少しおかしくありませんか。
燃費が30km/Lなどといっている時期に、12.8km/Lの車が減税の対象になる。
もちろん、その大きさの車にしては低燃費なのでしょうけれど、本当にエコを考えるなら、乗る量を減らすこと。同じ乗るなら、大きな車から小さな車に乗り換えるようにすべきです。
このエコ減税はほとんどの車が該当するのではないでしょうか。
つまり、エコ対策ではなく、自動車業界の援助ではないでしょうか。
本来、エコ対策を考えるのなら、減税の費用は、エコでない車の税金を上げて、その減税の原資とすべきですね。
そうすると、大きなエコでない車が減って、エコな車が増えるのでしょうけれど、今のままでは大きな効果は無いのではないでしょうか。
以前にも書きましたが、こういった減税の費用は将来の付けになります。
本当に将来意味があることにお金を使ってほしいと思います。
自動車業界を多少応援するのは仕方がないとしても、将来の交通体系を考えると、車に依存する社会を根本的に変えないと、地球温暖化などはストップできません。
最近、電化製品もほとんど省エネ化が進んでいます。
それでもCO2の削減は進んでいませんね。
テレビの省エネ化が進んでも、家庭に置かれるテレビの台数が増えたら意味がありません。
自動車業界を救うことと、省エネとはそもそも一致しないのです。
将来を考え、自動車業界の縮小を考えることが本当の目的としなければなりません。
グローバルな社会から、地産地消の社会へもう一度戻さなければならないのです。
単純に昔へ戻すというのではなく、今の技術をうまく活かせるところは活かすことは考えなければなりません。
ただ、基本は行き過ぎた部分を元に戻すということには違いありません。
エネルギーを使う総量を減らすことが重要ですね。
エコカー減税ですが、車を廃車して新たに乗らない人にお金を渡せないものですかねえー。
新車の登録費をすごく高くすることもひとつの方法です。
そう考えると、今のエコカー減税、それでいいのかという気がしませんか。。。
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