テレビ報道によると、来々春に大学を卒業する学生の就職活動が始まったようです。
来々春卒業予定者といえば、3回生ですよね。
3回生といえば、教養課程を終えてやっと専門分野の授業が始まったところです。
そこでもう進路を決めなければならないのでしょうか。
お題には、「超青田刈り」と書きましたが、企業が良い学生を早めに確保しようというよりも、学生のほうが就職難を考え、早めに就職活動を行なおうというのが原因のようですね。
ある程度仕方がないと思いますが、専門分野の勉強をほとんどせずに就職活動を行うというのはいかがなものかと思いますね。
最近はどうなのかわかりませんが、大学のメインイベントと言えば「卒業論文」ですね。
3年生までの勉強をベースに自分のより深めたい分野を決め、それを4回生で大学の教授の下で学習する。
これが一番自分のためになると思うのですが。。。。
話に聞くと最近では「卒業論文」を書かない大学もあるようです。
最近では大学は就職のための予備校になってしまっているのでしょうか。
もちろん、私の学生のころも4回生の半ばになれば就職を考えたものですが、今のように企業訪問などをしていた人は一人もなかったと思います。私が就職したときも就職は氷河期だったと思いますが、そんなにあわてて就職活動をしてはいなかったように思います(理系と文系の違いかもしれませんが)。
いずれにしても大変な時代ですね。
大学が本来の姿でなくなるのは困ったことですね。
私の知り合いのR大学の先生が、最近の学生の質の低下を嘆いておられました。
3年生の間に就職先が決まったとして、4年生になればゆっくり学問に励むことができるのでしょうか。それとも、就職が決まった開放感で遊んでしまうのでしょうか。
話を聞いた状況だけで判断すると、後者になってしまうような気がします。
これからは学生の数も減ってきて、大学のあり方を考えなおさなければなりませんね。
住宅の世界でも、大学での大工さんが増えてきました。
もちろん大工技術というのは学校で得られるものではありませんが、大学を学んだ知識をいかすこともできますし、何よりも大学での大工さんは危機感があって良いものです。
自分は若いときから大工さんをしている同年代の大工さんに比べ、スタートラインが遅れている。
何とか取り戻そうと一生懸命がんばります。
大学の勉強も活用しながら、いつの間にか他の大工さんを追い越していくような感じになっているようです。
就職先が早く決まるのは安心できて良いかも知れませんが、ますます就職先の選択肢が狭まるような気がします。
地方の中小企業や私達のような技術系の事務所などは相手にされないようになるのかもしれませんね。。。
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