北陸新幹線の関西ルート

三和総合設計

2009年07月25日 07:51

北陸新幹線の関西ルートの測量が始まるそうです。

以前、リニア新幹線について書きましたが、こちらのほうの建設は、まあ必要ということになるのでしょうか。
中途半端にやめるわけにはいかないですからね。

さて、敦賀と関西を結ぶルートの案はいくつかあるようですが、どのルートが一番良いのでしょう。
現在、整備計画で示されているのは、小浜市を経由して大阪に入るルートです。
でも、このルートは経済成長期に立案されたのかもしれませんが、お金がかかる上、一直線に大阪に向かうルートです。

リニアの際にも書きましたが、新幹線ってただ早く走れば良いわけではありませんよね。
地域の人達にも利用できなければ意味がありません。
東京へ何が何でも早く行くのと同じように、北陸から何が何でも大阪へ早く着くという感じで決められたルートです。
京都駅にも経由しません。

これから地方の時代を目指すのなら、そんなに急ぐよりも、いろいろな地点をしっかり結ぶことを考えたほうが良いでしょう。
現在示されているルートのほかに、湖西ルート、米原ルートが現実的であるといわれているようです。

少し不便かもしれませんが、米原で乗り換えて北陸と接続する。
そのほうが無駄な建設費もかからないし、北陸の方々が京都に出たりするのも、むしろ時間は早くなると思います。

現在、東海道新幹線は途中駅に止まらない「のぞみ」が殆どです。
「のぞみ」の停車駅から東京へ出かける人は便利ですが、停車しない駅から乗る人はすごく不便のようです。
新幹線の計画もそろそろ地方の時代を見据えたものにするべきではないでしょうか。

新幹線ができると便利になる部分もありますが、在来線は殆ど不便になります。
そのあたりも総合的に考え、そろそろルートを決め、あちこちたくさん測量をしなくて良いようにしたほうが良いでしょう。

整備ルートの決定は、ひょっとしたら政治家の思惑も入っていそうな気がしますが、今こそそんなことは断ち切って、長い先を考えたものにしていかなければなりませんね。


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