まもなく衆議院選挙ですね。
大阪府の橋下知事を中心に地方分権の要求が強くなっています。
私も地方分権には大賛成ですが、最近の動向を見ていると少し不安なこともあります。
テレビの報道で東京の保育園の話題が放映されていました。
詳しくはわからないのですが、保育園の設置基準が全国一律であることを問題としてあげていたと思います。
保育園児一人当たりの面積が3.3平方メートル、東京では地価が高いため、建設費が高いので独自のせまい基準にせざるを得ない。
国の基準を地方地方で変えられるようにして欲しいというものでした。
それを聞いて私は地方分権とは違うのではないかと思いました。
地方地方で独自の基準が必要な場合もあります。
それを地方で決められるようにすることは地方分権であると思いますが、東京が大人の都合で過密になり、地価が高いので子どもの保育園の面積も狭くても仕方がないというのは少しおかしいでしょう。
東京が生活するのにまともではなくなっているということではないですか。
それを仕方がないからといって、基準を変えることが地方分権ですか?
本当の地方分権は、そんなに過密になって住みにくい状態であっても東京に住まざるを得ないという状況を変えることです。
一極集中で問題が起こっているのですから、地方を活性化し、地方が独自に生きていけるようにすることが地方分権なのだと思います。
東京の状況に合わせて基準を変えていくということであれば、東京はいつまでたっても変わらないし、保育園の不足も基準を下げたとしても続くでしょう。
それよりも、日本全体であるべき姿を考え、地方のあり方もその中で考えていく必要があると思います。
後ろ向きの地方分権は本当の意味での地方分権ではなく、単なる地方分割であって、過密の都会と過疎の地方を両方救うことは不可能だと思います。
地方のことは地方で考えるのだけれど、日本全体で地方を考えなければ今よりも悪くなる可能性があると私は思います。
人気ブログランキング参加中。
↑ の部分をポチッと押していただくだけでOKです。
クリックお願いします。