子どもに携帯電話を持たせるか?

三和総合設計

2009年08月27日 07:15

8月30日に衆議院選挙が行われます。

候補者の車での巡回のほか、新聞などにも選挙に関する記事がたくさん掲載されています。

地元紙の京都新聞では「09衆議院選 滋賀 ここが聞きたい」と題して、滋賀県各区の候補者に、同じ質問をして比較する記事が掲載されています。

全部で八項目あるのですが、その中のひとつに「子どもは携帯電話を持つべきでないと思う。」という設問があります。

これに対して候補者は、○×ともに50字ぐらいのコメントを載せることになっています。
これに対する候補者の答えは、政党により違うわけではなく、各候補者の思いが書かれています。

なぜ、選挙記事の中に子どもの携帯電話の話が出てくるのでしょう。

他には、憲法9条のこと、裁判員制度のこと、北朝鮮ミサイルのこと、消費税のこと、減反政策のこと、道州制のこと、滋賀県知事の評価のことなどが上げられています。

携帯電話の設問と他の設問ではかなり中身が違いますね。

それでもあげられているというところにいろいろな問題がこめられているのでしょう。
携帯電話が便利な社会が良いのか。
子どもに携帯電話を持たせないと危険なのか。
夜、塾へ出かけるので、携帯電話がないと困るのか。
携帯電話はおもちゃとなっていて、単純に連絡のためのものではなくなっているのか。

いろいろな社会のひずみが携帯電話にこめられているのではないでしょうか。

私はいつも書いていますが、社会の仕組み、あり方を考え直さないと日本の将来は大変なことになってしまうと思っています。
民主党はその仕組みを根本的に変えようとしているので、今回人気があるのだと思いますが、根本的な改革ができずに、細かな項目だけが取り上げられることになれば、むしろややこしい問題が起こるでしょう。

保育園の無料化は良いが、東京では認可保育園が不足している。
それじゃどんどん造れということになるのですが、それはNOですね。
あれだけ施設整備が進んでいる都会ですから、施設が足りないのではなく、人が多すぎるのです。
そこに集中せざるを得ない社会が問題であるのです。

解決方法は、地方に人口を分散させ、そこに保育園を作ったり、廃止されそうな病院を再建したりする方向を考えなければなりません。

携帯電話も同じで、持たせなければならないような仕組みをもう一度考え直す。
携帯電話をおもちゃとして使うのも楽しいけれど、本当に楽しい遊びができるような社会にすることが必要ですね。


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