地球温暖化対策(25%削減)

三和総合設計

2009年09月21日 08:40

鳩山総理大臣が提唱する地球温暖化対策(2020年に1990年比で温室効果ガスを25%減)が国際的に評価されているようですね。

地球温暖化の原因は、温室効果ガスではないという意見もあるようですが、温室効果ガスを削減するということはいろいろな意味も含めて重要なことだと思います。

私達国民も協力していく必要があると思います。

そこで考えなければならないことは、温室効果ガスを削減する方法ですね。

太陽光発電やハイブリッドカーに乗り換えることなどがいつも話題に上がりますが、根本的なことを考えなければなりません。
太陽光発電をするよりも電気の使用量を減らすことを考えなければなりません。
ハイブリッドカーに乗ることよりも車に乗ることを減らさなければなりません。

そこを間違うと国の向かう方向も間違ってしまいます。
企業にとっては、物が売れることが利益につながる。だから、太陽光発電やハイブリッドカーを勧めたりするのですが、車で言えば、自家用車に乗らずに公共交通に乗ることを考えなければなりません。

現在の社会のように、公共交通が未整備(衰退)で、さらに出かけたついでにあれもこれもしなければならないようなあわただしい社会ならば、どうしても車に乗らなくてはならなくなります。

もっとゆったり生活できることをベースにして、政策を考えなければなりません。
そうすると、薄利多売の企業経営もみなおす必要が出てくるのです。

薄利多売の社会でなくなると、地域の木材を使い職人さんがつくる住まいが造れるようになります。
そうすると、住まいは長持ちし、循環型資源である木材を使い、かつ長持ちすることで環境にも優しいということになります。

長持ちする住まいが出来れば、長い目で見ると住まいの価格は安くなりますが、その住まいが代々引き継がれなければ意味がありません。

少なくとも3世代が住み続けられるような社会を作らないと、無駄になってしまいます。
でも、それが出来るようになると、福祉の問題も解決できます。

そうすると地方が自活できるようにならなければなりません。
地方分権も進める必要がありますね。

まだまだありますが、このあたりでやめておきます。
結局、地球温暖化対策は、機械的な対策では実現が出来ないということです。
でも、本当にそれが実現できる社会を作ることが出来れば、日本の持つ多くの問題が解決できると言うことなのです。

自民党から民主党に政権が変わった。
すると、今まで無理ですと一辺倒だった官僚の方々が「そうします」という返事に変わったようです。
必要なことは、そうしようという強い意思なのです。

企業に恩恵を与えることで国民が幸せになるという幻想はもう捨てなくてはなりません。
少ない資源で平和に、幸せに暮らせる方法を考えることが必要です。

国全体の利益を考える企業は大切にするが、自分の利益を第一に考え、国民の利益を二の次にする企業は消えていただかなければなりません。
ただ、難しいのはその見極めです。

木の住まいづくりでも、いかにも環境のことを考えているような表現はしているけれど、それは自社の利益を追求するためであるようなケースもたくさんあります。

まず、自分の周りから、これって本当?と疑うことから進める必要があります。


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