デフレ

三和総合設計

2009年11月21日 08:45

日本経済がデフレ傾向だそうです。

経済の仕組みについては、難しくて良くわかりませんが、インフレもデフレも良くないといわれています。
インフレは良くないというのはわかりますが、デフレについては解りにくいですね。

ものの値段が安くなるのはうれしいことです。
でも、それがどんどん続くと、国民自体の購買意欲がなくなり、経済が縮小するというものですね。

でも、今の経済が膨らみすぎているのではないでしょうか。
よーく考えると、無駄なものを買っていませんか。
買っているものは本当に必要なものですか。

いろいろ買いすぎて、本当に必要なものにお金をかけられなくなっていませんか。
お金がないのに物を買おうとして、安いもの探しをしていませんか。

企業が安いもの(利益が薄いもの)を作りながら利益を追求しようとすると数を追いかけるようになります。
でも不況ですから、ものはそんなに売れません。
さらに安いものを作って売ろうとする。
こんな繰り返しがデフレにつながるのだと思います。

もう一度、社会のあり方を考えるべきですね。
自由競争の社会だから難しいのかもしれませんが、必要なものと必要でないものをちゃんと見極める。
必要なものにはちゃんとお金を払う。
偽者を見抜く力を持つ。

難しいことですが、それをやらない限り、いつまでもバブルとデフレの繰り返しではないでしょうか。
いつも私は言っているのですが、良いものは金持ちの道楽になってしまってはいけないのです。

私たちが作っている木の家もいつも言われます。
お金があったらそんな家に住みたいのだけれど。。。と。
でも、それではいけないのです。

気持ちよく住めて、長持ちする家、そんな家に誰でも住めるようにする必要があります。
そのためには、木の家を安くすることが必要なのではありません。
そんなことをすれば、表向きは木の家に見えますが、実は偽者になってしまいます。

単価は高いが、小さく作って楽しく住む。
生活のムダを削って、長持ちする家に投資し、家族が楽しく仲良く暮らす。
そんなことが必要です。

こんなことを書くと皆さんに叱られるかもしれませんが、一番の無駄遣いは塾通いと車と携帯電話かなと思います。
どれも、今の社会では必要だと思われていますが、落ち着いて暮らせる社会になったときに本当に必要でしょうか。
逆に、それらが忙しい社会になっている原因ではありませんか。

デフレというのは良くないと単純に考えるより、デフレ傾向の社会の中で豊かに暮らす方法を考えたほうが良いのではないですか。
いつも、土地の値段が下がると問題だと言われます。
土地は下がったほうがいいじゃないですか。
土地の取得にお金が掛かりすぎるので、まともな家が作れないのが現実です。

でも、土地を担保にお金を借りる仕組みにどっぷり浸かっているので問題ということになります。
お金は企業などの本当の能力に対して貸す形にならなければなりません。

難しい問題ですが、国の仕組みとともに、自分達の生活観も見直さなければならないでしょう。
贅沢は敵ですが、豊かさはとことん追求しなければなりません。

贅沢と豊かさの違い。
ここを追求していきたいと思います。


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