広い道路

三和総合設計

2009年11月26日 07:52

事業仕分けが進められています。

事業仕分けについての評価はさまざまですが、国の予算の内容が明らかになることは良いことですね。
一方、科学技術の予算など、日本の将来に不可欠な予算は削るべきではないという意見も出ています。

ただ、予算は多ければ多いほど良いのでしょうけれど、少し減った予算でいかに効率よくお金を使うかとうことも考えなければなりませんので、予算の縮減は聖域はないと考えても良いのではないでしょうか。

ところで、無駄な予算の代表とされるのは道路ですね。
こういった見直しをすることにより、事業が廃止される道路は数多くあると思われます。

でも、それよりも考えて欲しいのは、道路は広すぎないかということです。
最近作られた道路を見ると、田んぼの真ん中にすごく大きな道路が走っています。
しかも通っている車はかなり少ない。
走りやすいからスピードが出る。
警察が「ねずみ取り」をしたらイチコロですね。

何かの必要性があって作った道路でしょうけれど、そこまでの幅がいるのか。
市街化調整区域(家などが原則建てられない区域)であるにもかかわらず、両側に広い歩道と真ん中に右折のために必要なレーンをとるための幅が確保され、しかもそれが全区域につながっていて、その部分はゼブラゾーンになっています。

各地の道路を作るときには、もう少し最小限の道路を作るという発想が要るのではないでしょうか。
スピードをびゅんびゅん出すための道路から、生活するための道路作りに発想を変えなければなりません。
昔なら、広い道路を作り、お金を使うことが経済発展につながると馬鹿な考えをしていたのですが、これからは丁寧なお金の使い方が必要になります。

最近作っている道路を見ていると、少なくとも幅は4分の3ぐらいで済むのではないかと思います。
単純に4分の3の予算と言うわけには行かないかもしれませんが、かなりの予算を減らすことが可能になると思います。


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