今朝の新聞記事に、幼稚園から高校までの15年間に子どもにかける学習費について掲載されていました。
すべて公立なら平均551万円、すべて私立なら平均1663万円だそうです。
公立と私立では3倍の差があるようです。
いかがでしょう。
新聞記事に書いていたわけではないのですが、私学の大学を卒業させるには一人当たり1000万円ぐらいの費用が掛かるそうです。
大変な額ですね。
これだけお金を掛けて、何が得られるのでしょう。
良い大学を卒業させて、出来るだけ良い企業に入れるようにする。
この考え方が社会をおかしくしているのではないですか。
いつも私は言っているのですが、世の中のものは殆どが職人さんや工員さんたちによって作られています。
でも自分達の子どもは出来るだけそういった人達を管理する側に置きたい。
そんな気持ちが現れていますね。
挙句の果ては、日本で作らず、他国の人に作っていただいたもので生活する。
こんな考え方になってしまっています。
もっと国が教育にお金を使い、人より楽をするために学ぶのではなく、国を良くするために学ぶという方向に変えないと、本当に日本はダメな国になってしまいます。
滋賀県はもともと私学が少なく、殆どの方々が公立の学校を卒業することが多いのですが、最近では好んで私学を選ぶ方も増えてきているようです。
私学に掛かる費用を他に転用できれば、社会はかなり変わると思います。
出来るだけ優秀な子どもに育てて、良い大学に入学させ、大企業に買われてどこかよその土地に旅立って行き、親とも疎遠になる。
これも人生ですが、生まれたところを愛し、生まれたところのために一生懸命働き、家族との人間関係を大事にする。
こんな生き方が中心になったほうが良いのではないでしょうか。
これから少子化に向かいます。
私学に入学させなくても大学には入れます。
企業のために一生懸命になるより、地域のために一生懸命になる。
そんな考え方でも生きていける社会になって欲しいと思います。
そのためにはお金の掛からない教育制度が必要ですね。
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