4回転ジャンプ

三和総合設計

2010年02月20日 08:26

皆さんもご存知の通り、高橋選手が男子フィギュアスケートで銅メダルを取りました。

高橋選手は、4回転ジャンプで転倒しましたが、その他の演技をうまくまとめ、銅メダルに輝きました。

優勝は4回転ジャンプを飛ばず、自分の形を完璧にこなしたライサチェク選手。ショートプログラムで首位だったプルシェンコ選手は4回転ジャンプは成功したが、その他の演技の部分で減点があったのか、総合で2位でした。

プルシェンコ選手は、他の選手が4回転ジャンプを跳ばないのが不満のようです。
「競技は進歩するべきで、止まったり後退するべきでない」と発言しているようです。

難しい問題ですね。
フィギュアスケートの進むべき姿はどこなのか。
ジャンプばかりでもないでしょうし、ジャンプが重要視されなくても良いわけではないでしょう。

難しい技にチャレンジすることも重要ですが、技の完成度を磨くことも大事ですね。
競技に勝つことを目標とすれば、そのときのルール、採点方法にもっともあった演技が良いのですが、それも面白くない。
さあ、どう考えたら良いのでしょう。

少なくとも言えることは、特殊な演技を評価すべきですが、それがすべてのような考え方はやめるべきだと思います。
そのスポーツの雰囲気がどんどん変わってしまいますね。

日本の柔道がオリンピックに取り入れられたことはうれしいことでしたが、今では柔道らしくなく、服を着たレスリングのような感じになっています。
世界的な競技にしようとすると、様々な人達の意見を聞いてルールを作らなければいけませんが、その中身によっては必ずしも良い方向に向かうとは限りません。

とかく派手なものに注目が集まりがちですが、もう一度競技の本質を考え、それぞれの技をどう評価するかを考えなければなりませんね。

体操競技も、塚原選手のムーンサルト以来、難しい技が中心となった競技になっています。
しかし、従来の体操競技の美しさを求めたいというような感じで、新体操という競技も生まれました。

でも、その間のような競技を求める考えもあっても良いと思います。

果敢なチャレンジもすばらしいものですが、その競技が求めるものを美しく、完璧にこなすというのもすばらしいことではないかと私は思います。


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