採点の難しさ

三和総合設計

2010年02月27日 08:12

オリンピックの女子フィギュアスケートが終わりました。

結果は皆さんご存知の通り、キム・ヨナ選手が金メダル、浅田真央選手は銀メダルでした。

メダルの色には異論がないが、点数のつけ方には異論があるという人は多いですね。
金メダルを取るために、得点の取りやすさも考えて構成を考えるか、自分の出来ることを一生懸命頑張るか。
そのあたりが得点差に出たと言われています。
中には採点に疑惑があるとまで言っている人もいますね。

どんな競技にもルールがある。
そのルールにぴったりあわせた人が最も高い点数が出る。
これはあたりまえのことですね。
だけど、高い点数が出る選手が一番うまいかどうかは別。
でも、金メダルを誰がとるかということになると、やはりルールをうまくこなすということになります。

一つ一つの演技の得点のつけ方がそれで良いのかという議論はいつもでます。
日本が複合競技でメダルをどんどん取っていたとき、ジャンプの点数を低くしようということもありましたし、ジャンプ競技のスキーの長さの制限などもありましたね。
用は、ルールを決める権限を持っている人たちの思惑に左右されてしまうということです。

負け惜しみではないですが、少しでも上を目指そうという浅田真央選手には、将来がありますね。
しかし、点数が上がらなかった部分の修正も必要になります。


話は少し飛びますが、私たちがかかわっている住宅の世界も同じことが言えます。
国が決める基準は、大手のメーカーを評価できるようなものばかり。

「長期優良住宅」という日本の伝統構法が最も得意とするところである耐久性についても、ハウスメーカーは基準にあうが、昔から作られ実績のある伝統構法の建物は基準に合わない。

ルールや法律、制度ってそんなものです。

でも、出来るだけルールは公平に作らなければなりませんね。
何でもかんでもハウスメーカーの建物が良いということはありません。
耐久性が劣ることなど、素直に認めたら良いと思うのですが。。。

スポーツの世界でも、欧米の力に大きな影響を受けます。
先日にも柔道のことを書きました。
メダルが欲しいなら、それを徹底的に追従する。
そうでないなら、スポーツをとことん楽しむ。
その中でメダルを取れたらすごいことじゃないですか。

今回のフィギュアですが、浅田真央選手だけでなく、安藤美姫選手、鈴木明子選手もすごく良かったと私は思います。
少なくとも3位の選手より良かったと思いますが、地元であり、身内に不幸があったり、そんなことが得点に影響が出るのもオリンピックかもしれませんね。


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