新聞記事に、公共団体や教職員の移動の情報が掲載されています。
同級生の教員が別の高校に移動したり、中には中学校の校長に就任したものもいるようです。
いつもこの季節になると思うのですが、なぜそんなに移動するのでしょう。
教職員の場合は大きな移動は少ないようですが、県庁の職員になるとお決まりのような移動が行われます。
私たちが地域の木材を使う活動をしている担当の方もどんどん変わります。
もちろん建築の関係の技術者も同じです。
お互いにやっと考え方が解りあえたころにはもう移動です。
お互いに考えが解りあえるということが不正につながるということなのでしょうか。
私はこの「移動」というものが公共団体の無駄遣いの一番大きなものではないかと思います。
移動に要する経費もさることながら、新しい担当者がいつも言うことが同じです。
「新しい職場なので一から勉強して頑張ります」
この移動によって最初の数ヶ月は仕事がまともに動かないのではないでしょうか。
また、職員にエキスパートを作ることが出来ないのではないでしょうか。
その仕事にいくら詳しく、優秀な知識を持っている人でも、定期移動でどこか違うところへ移動します。
個人の能力を活かしきれない転勤など意味がないのではないでしょうか。
もちろん退職や欠員によって移動が必要になることは仕方がないのですが、今のような大きな移動は組織の能力を低下させるだけであまり意味がないのではないでしょうか。
もし意味があるといたら、癒着による不正が防げるということでしょうか。
でも、そんな後ろ向きな考え方で優秀な職員をあちこち移動させるなんて大きなムダだと思います。
職員の方の話を聞いていると、皆さん優秀な大学を出た方が多いですが、その方々の能力を最大限発揮させることを制限するような仕組みではないでしょうか。
いろいろ頑張っても、3年ぐらい経てば移動になる。
その職場で、力が入らないのではないかと思います。
毎年のように移動が新聞に掲載されますが、それを誰が何のために見ているのでしょうね。。。。
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