マスターズ開幕
毎朝、マスターズゴルフを見ています。
マスターズの意味は「名人・達人」だそうです。
難しいグリーン、難しいピンポジションなどを見ていると、確かに「名人・達人」でないと攻略できそうにもないですね。
グリーンの落としどころを少し間違うと、ピンからどんどん離れていってしまう。
少しのミスも許さない。
完璧なショットを放ったものだけが、良いスコアーが得られるように設定がなっているようですね。
石川遼君は現在予選通過ぎりぎり。
池田勇太選手は同じく予選をぎりぎりで通りそうです。
日本の賞金王でもその位置。
それだけレベルが高い大会ということですね。
私達の仕事にも、名人・達人は出てきます。
職人が技を極めると、名人・達人になるのでしょうか。
でも、私は実務の世界には「名人・達人」はあまり必要ないと思います。
職人にとっては名人・達人と呼ばれるようになりたいという気持ちが沸いて来るのでしょうけれど、名人・達人を目指すと一般の方々から遊離した世界に入り込んでしまいます。
中には天狗になっているのではないかと思われる人もおられます。
私の造った建物はどんな地震が来ても大丈夫。私にわからないことはないなどの発言を聞いていると、この人には仕事を頼みたくないなという気になってしまいます。
建築家と言われる人達も同じ。
ある有名な建築家が「僕の造る家は寒いよ。それでも良いなら設計を依頼してくれ」といったそうです。
思い上がりもはなはだしいと思いますが、そういうことを言うことによって、さらにファンを増やしていく。
でも普通の住まい手からはどんどん離れていきます。
私達、まじめに住まい手のことを考え、仕事をしているものにとっては迷惑な存在です。
設計事務所に依頼すると、設計者の意向が強く出て、自分達の思うような住まいが建てられないと思う人が結構おられるのです。
私達は「設計職人」でありたいと思っています。
もちろん、名人・達人といわれるように勉強を絶えず続けたいと思いますが、生涯、ものづくりをまじめに取り組みたいと考えています。
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