今朝の新聞記事から・・・
今朝の新聞記事に、「もし、世界中の人が日本人と同じ暮らしをしたら」という内容の記事が掲載されていました。
この報告書は世界自然保護基金ジャパンが公表したものです。
それによると、日本人は国土が本来供給できる量に比べ、7倍以上の自然資源を利用しているそうです。
過度に輸入に依存する食生活を見直し、環境負荷を下げる努力をすべきだと書かれています。
本当に問題ですね。
日本の自然資源を充分活用した上で輸入しているわけではないので、問題はさらに大きいですね。
私達の小さい頃、学校で習った貿易は、日本にない資源を輸入し、日本の得意とする分野を輸出するというものでした。
しかし、最近では為替の関係で、日本で作るより外国で作ったほうが得であるなどといった考え方で物事が進められるようになりました。
金さえあればなんでもできるというものです。
ここで、日本人と同じ生活を世界中の人が行えばどうなるのかという記述がありました。
結論は地球が2個以上(正確には2.3個)必要だということです。
円高や生活レベルの違いがあるうちは、国内で作るより外国から輸入したほうが良いという考え方になりますが、世界中の人々の生活レベルが上がれば、日本に食料や資源が入ってくることはないということです。
もちろん自然災害などで飢饉が起こった時も同じことですね。
中国などが国内に貧困を抱えているにも関わらず、外貨を稼ぐために日本などに輸出をする。
そういった間は今の関係が続きますが、そう遠くないうちに状況は変わるでしょう。
その時に日本の自然資源を見直すといっても間に合いません。
日本が唯一世界に誇れる自然資源の木材も手入れがされずに放置されているところが増えています。
なぜ放置されるのか。
日本の木材が価格で競争力がないからであるとされています。
確かに今、お金を儲けるための手段としては有効なものではないでしょう。
でも、そんなことを続けていると日本はダメになってしまいます。
農作物でも育てるのに土壌の改良など数年かかるでしょう。
木材はそんな次元ではありません。
日本にとってやはり大事なものだと気がついて、それから手をかけても、資源として使えるのに数十年かかります。
目先の利益を追求するばかりでなく、もっと先のことを考えて行動しなければなりません。
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