特別会計を対象とする「事業仕分け」が行われています。
特別会計については、昔、自民党の「塩じい」が母屋ではおかゆをすすっているがはなれではすき焼きを食べているといった話が有名ですね。
表向きは倹約しているように見えても、裏では贅沢をしている。
その贅沢も身分相応であればまだ良いのですが、かなり借金を重ねての贅沢であることが見えてきたようです。
まさにつけを次の世代に廻すといったところでしょう。
なぜそんなことになるのか。
官僚の問題でもあるのですが、それにくっついている企業が問題ですね。
天下りを受け入れる代わりに、大きな仕事を持ってきてもらう。
そんなやり方が社会の中の仕組みに組み込まれてしまっています。
先日も書きましたが、国の政策にあわせてお金儲けをするということがあたりまえのようになっています。
本来、仕事というのは、人のできないことを変わりにして、その対価をいただくものだったと思います。
それが最近では、いかに儲かる仕事をつくるか。
そんな努力がされています。
もっと身近な仕事を評価する仕組みにならないと、国を動かしその動向にあわせてうまく動く人しか生きていけなくなってしまいます。
先日、補助金の必要性を書きましたが、本来、それは補助すべき人達に出すべきものです。
それがどうでしょう。
補助金をもらうことを前提に動き、それを使ってうまく商売をする人達が増えてきました。
うまい商売の仕方といえるのかもしれませんが、本来、商売にうまい、下手などがあって欲しくありません。
事業仕分けでいろいろな事業が槍玉にあがっていますが、今、国が関係している事業はほとんどややこしさを抱えていると思います。
事業仕分けを行って、廃止を提言しても、他の形で事業が進められていることなどが今回の仕分けでも見えてきています。
今回の仕分けで、事業が廃止されることを期待はしますが、それよりもどんなに無駄な使われ方がしているのか、そこまではっきりムダだといわれても形を変えて事業が進められるということが解ることも大切だと思います。
もう、いろいろな事業を国に任すことをやめなければならないところまで来ているでしょう。
自分達の税金が自分達の身近なところで使い方が検討され、実際使われるのなら、もう少しましな社会になるでしょう。
あまりに無責任な人たちにお金を預けていることに気付かなければいけないでしょう。
関西では関西広域連合が発足しましたが、地方分権ということしか答えがないと思います。
もちろんこちらも官僚やそれに巣づくっている企業などの抵抗にあうと思いますが、これを何とか乗り越えなければなりません。
今回の事業仕分け。
とりあえず問題点をどんどん指摘していただきたいと思っています。
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