ノーベル賞授賞式

三和総合設計

2010年12月11日 08:03

昨日、ノルウェーのオスロでノーベル賞の授賞式が行われました。

日本の根岸、鈴木両氏も出席され、ノルウェーの国王にメダルと賞状を授与されました。
すばらしい栄誉ですね。

その中で注目されたのはノーベル平和賞の中国の劉氏。
本人も家族も不在の式典となったようです。

中国政府は妻の代理出席も認めず、他国の批判に対しては内政干渉だと反発しているようです。
これに対し、各国からは中国の民主化を進めるように促そうとする声がありますが、逆に授賞式を欠席する国も多くあったようです。
欠席した国は中国の友好国であったり、同じように国内に人権問題を抱える国であったりするようですが、ノーベル賞なども国同志の駆け引きに使われたりしています。

もちろん中国の人権問題が問題であることは言うまでもありません。
でも先進各国もいつも中国にそういったことを声高く言っているわけではなく、ノーベル賞という席を借りて言いたいことを言っているという感じですね。

中国は世界の工場として、また、商品の売り先として大切である。
この中国を自分の都合の良いように動かしたいがなかなか思うように行かない。
それを何とかしたいという思いにノーベル賞が利用されているような気がします。

本当に劉氏が出席できるようにと思うなら、常に中国の特異な行動に関しては批判を続けなければなりませんが、そんな行動は自国の損得で変えられてしまいます。

中国の問題についてよくよく考えると、中国政府の立場も考えなければならないでしょう。
中国のやり方は良くないと思いますが、あの体制以外に今のところあの大きな図体をコントロールする方法があるのでしょうか。
いろいろな民族がたくさんおり、しかも貧富の差が昔より格段に大きくなった。
そんな国をどうやって治めるのか。
日本の国の舵取りなんかそれに比べりゃ簡単なものですね。

昔、第二次世界大戦のころ、各国が中国を食い物にしたように、先進国は見た目はスマートに装っていますが中国を思うようにコントロールしたいと思っていると思います。

中国に対する民主化要求は、本当に中国国民の幸せを願って叫ばれているのでしょうか。。。


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