放射能汚染問題

三和総合設計

2011年08月06日 06:49

肉牛の放射能汚染だけでなく、いろいろな場面で放射能汚染が問題になっています。

放射能は目に見えないし、正確な情報が流されていないので怖い。
そんなことから、過敏に反応するようになっています。

また、放射能というのは長い間影響があるのでそれぐらい過敏になってもしょうがないという声も聞きます。

今日の新聞記事で見たのですが、岩手県の陸前高田市の景勝地「高田松原」の松を京都に運び、五山の送り火に使う計画が中止になったそうです。
なぜかと言うと、松の放射能汚染を不安視する声が京都市や保存会に寄せられたからだそうです。

そういうこともあってすべての松のかけらを採取して放射能検査を行ったところ放射性セシウムは検出されなかったそうですが、それでも保存会の中では受け入れで意見を一致させることはできなかったそうです。

難しい問題ですが、日本は自分のことを最優先するという考え方が染み付いてきたように思います。
こういったことが極端になると「放射能モンスター」みたいな人が登場するのでしょう。

個々の人々が放射能汚染をしても仕方が無いとは言いません。
でも今、日本人が考えなければならないことの大きな問題は東北地方の復興でしょう。

大きな地震や津波の被害にあった人だけでなく、原発事故で困っている人々が多くおられます。
そういった中で過敏に放射の問題が何よりも最優先であるといった考え方は少し問題だと思います。

このような大きな問題を起こした原子力発電所を減らしていくことは重要なことですが、過敏に反応することは問題だと思います。
今回のことについても、検査が全く行われていない松を持ち込むわけではないし、そもそも陸前高田と福島原発の距離はかなり遠いです。
そんなことを問題にするとしたら、福島県民は自分のところに来て欲しくないといっているようなものです。

難しい問題ではありますが、もう少し冷静に行動すべきではないかと思います。


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