菅首相の評価

三和総合設計

2011年08月27日 08:09

菅首相が正式に退陣を表明し、新しい代表選挙がスタートしました。

新聞やテレビでは、菅首相への評価がなされていますが、あまりに酷評ですね。

国民の思いと一致しているのでしょうか。

あまり深く物を考えずに、景気は良いのが良い。
復興も順調に進められたら良い。
そんな風に考えると、あまり良い点数をつけられないかもしれませんが、そんな評価は現実的ではありません。

この経済危機や、日本の借金体質。
官僚の天下り問題、原発依存のエネルギー政策などほとんど前自民党政権が作った問題です。

それをいかに解決するかが求められているのですが簡単ではありません。

そこに大震災が起こったのですから、まともに政策を進められなくてあたりまえ。
野党だけでなく、内部からもいじめられた中でどんな風に政策を進めるか。
かなり苦労したと思います。

退陣を匂わせてから3ヶ月。
居座りと言われて、この間、政治空白があったという意見がありますが、この3ヶ月は国民にとって重要なものだったと思います。

3つの法案の成立を条件に挙げて、本当に日本の向かうべき方向へ少しでも近づけようと頑張れたのではないでしょうか。

退陣をにおわせた時にすぐ退陣していれば、少なくとも再生可能エネルギーの法案は握りつぶされていたでしょう。
将来や国内につけを残してもお金儲けをしたい人たちにとっては、再生可能エネルギーは良いものとは言えない。
何のかんの言って法案をダメにされていたと思います。

これからも再生可能エネルギーの法案を運用するにあたり、何かと変な動きがあると思いますが、国民の声でまともな方向に進めさせなければなりません。

それにしてもテレビも新聞も同じような口調で菅首相を酷評する。
何か裏がありそうな気がします。

電気の不足についても、エアコンを消そうなどという話はよく出ますが、テレビを消そうという話は出ません。(あたりまえでしょうけれど)
日中のテレビなんて、これこそ見なくても問題ないものも多いですね。

菅首相に対する評価を見て思うのですが、国民がもっといろいろな政策を勉強しなくてはならないと思います。
テレビや新聞でダメと言い出したら、あの首相はダメだなんて判断をしている人も多いのではないでしょうか。

シュミレーションしてみれば良いのですが、どの人が総理をしていたらうまくいったのか。
小沢氏が総理であったら良かったのか。
それとも自民党を中心とする政権に戻せばよかったのか。

答えはないでしょう。

日本の総理が他の国に比べてコロコロ変わる。
そんなことを受けて国債の評価が一段下がってしまいました。

これは政権にも多少問題があるとは思いますが、国民の判断に問題もあるでしょう。
お金のことを考えずにむちゃくちゃなお金の使い方をして政策をしていた古き良き?時代を判断基準にしている限り、長期の安定した政権は望めません。

外国に競争に勝ち抜きながら物を売って利益をあげ、国民が豊かに暮らす。
そんな幻想を持つことは許されないことです。

地産地消を中心に、お金で計れない豊かさを考えていかねばならない。
そんな判断基準を持って総理大臣を評価したら、その評価は全く違うものになるでしょう。

テレビコマーシャルに洗脳される国民。
これから逃れない限り、本当に豊かな日本はないでしょう。。。


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